たぬき

　タヌキ（食肉目イヌ科）は，雑食性で果実・木の実・ノネズミ・ヘビなどを食べる。昼間は自然の岩穴やアナグマの古巣などで休み，夜に活動する。ひどく驚くと，失神し意識不明の状態になる。これを「狸寝入り」という。また，よく通る特定の場所に糞(ふん)をし，新旧の糞が重なった状態になる。そこを「狸のため糞(くそ)」と呼び，個体間の情報交換の場と考えられている。豊橋では，弓張山系から表浜地区まで広く生息し，個体数も多い。人家近くまで出没し，残飯などをあさる。また，人に馴れやすい動物であるため餌付けされたりもする。1990年代ごろから，疥癬症(かいせんしょう)によると思われる毛の抜けたタヌキが確認されている。行動圏が人里近くであるため，道路横断中に交通事故に遭う個体も多い。

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豊橋市議の長坂です。
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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。

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