しらたまほしくさ
シラタマホシクサ(ホシクサ科)は,伊勢湾と三河湾に面した本州中部地方の湿地に生える1年生草本で,葉は細く元から多数付く。花茎も多数出て20㎝前後まで伸びる。茎には稜があるため,断面は四角形になる。その上部にコンペイトウ状の白い花をつける。これは,50~60個の小花からなり,下部より順番に咲いていく。花期は9月中旬から10月上旬である。湿地の中で,特に土壌が薄いところに多く,ミカズキグサ・ヌマガヤ・カモノハシとともに群落を形成している。生育分布は東海地方,特に愛知・岐阜・三重の一部に限られており,周伊勢湾要素植物群といわれている。このため絶滅が心配される種類に指定されている。かつては豊橋の湿地には広く見られたが,湿地が減少したため,シラタマホシクサも減少した。
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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。
このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm
では!
シラタマホシクサ(ホシクサ科)は,伊勢湾と三河湾に面した本州中部地方の湿地に生える1年生草本で,葉は細く元から多数付く。花茎も多数出て20㎝前後まで伸びる。茎には稜があるため,断面は四角形になる。その上部にコンペイトウ状の白い花をつける。これは,50~60個の小花からなり,下部より順番に咲いていく。花期は9月中旬から10月上旬である。湿地の中で,特に土壌が薄いところに多く,ミカズキグサ・ヌマガヤ・カモノハシとともに群落を形成している。生育分布は東海地方,特に愛知・岐阜・三重の一部に限られており,周伊勢湾要素植物群といわれている。このため絶滅が心配される種類に指定されている。かつては豊橋の湿地には広く見られたが,湿地が減少したため,シラタマホシクサも減少した。
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