さぎそう

 サギソウ(ラン科)は,多年生草本である。湿地に生える植物で,春先に細長い,肉厚の葉を2枚出す。根は少数で太く,小球を持つ。初夏に,その中央から30㎝ほどの1本の花茎を伸ばす。夏にはその先端に1~2個の2~3㎝の花をつける。色は純白で,形は白鷺が羽を広げたように見える。このためにサギソウの名がある。美しい花のため盗掘が多く,自然のものは激減している。このため,レッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類にされている。昔から園芸的に栽培されており,栽培品では花の数が多く,葉に斑(ふ)入りのものもある。豊橋地方では湧水(ゆうすい)湿地である「葦毛(いもう)湿原」や天伯湿原などに見られる。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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