くものすしだ

 クモノスシダ(ウラボシ科)は,石灰岩地を好む代表的な植物として知られる常緑性のシダで,細長い葉を四方にはわせるように広げて岩壁に着生する。葉の先端から芽を出し,そこからさらに葉をひろげて増える様子をクモの巣にみたてて名づけられている。近年減少が著しく,絶滅してしまった可能性も考えられていた(豊橋市自然環境保全基礎調査報告,1999)が,平成14(2002)年に生育個体が観察されており,その際撮影された写真が石巻山中腹の石巻自然科学資料館のパネルで展示されている。夏季の高温乾燥傾向が影響しているともいわれており,減少への対策は容易ではない。

 関連項目 - ビロードシダ

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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