かわむつ
カワムツ(コイ科)は淡水魚で,成魚の体長は約16㎝で全身銀白色で体側に太い藍紫色の縦帯をおびている。オイカワと同様に雑食性で水中活動が素早いため,たも網などでは簡単に捕らえられない。初夏から夏にかけての繁殖期には,雄の背びれとしりびれは雌よりも大きく,第2次性徴として頭部やしりびれに白い塊の追星(おいぼし)と,体側には鮮やかな赤や青緑色の婚姻色(こんいんしょく)がでる。この姿から地方によってはアカブト,アカムツ,アカハヤと呼んでいるところもある。産卵行動は雄が雌によりそって川底に雌を押し付けるようにして砂礫に産卵放精する。砂礫の中に産みつけられた卵からかえった稚魚は,川岸に寄った陸上植物が水面を覆うような場所を好んで生育する。
豊橋市内では牟呂用水,松原用水をはじめ朝倉川,内山川,嵩山(すせ)川などの上流から中流に多くみられる。最近では,側線(そくせん)鱗数(りんすう)の特徴をもとにして「カワムツA型」「カワムツB型」と分類されはじめている。
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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。
このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm
では!
カワムツ(コイ科)は淡水魚で,成魚の体長は約16㎝で全身銀白色で体側に太い藍紫色の縦帯をおびている。オイカワと同様に雑食性で水中活動が素早いため,たも網などでは簡単に捕らえられない。初夏から夏にかけての繁殖期には,雄の背びれとしりびれは雌よりも大きく,第2次性徴として頭部やしりびれに白い塊の追星(おいぼし)と,体側には鮮やかな赤や青緑色の婚姻色(こんいんしょく)がでる。この姿から地方によってはアカブト,アカムツ,アカハヤと呼んでいるところもある。産卵行動は雄が雌によりそって川底に雌を押し付けるようにして砂礫に産卵放精する。砂礫の中に産みつけられた卵からかえった稚魚は,川岸に寄った陸上植物が水面を覆うような場所を好んで生育する。
豊橋市内では牟呂用水,松原用水をはじめ朝倉川,内山川,嵩山(すせ)川などの上流から中流に多くみられる。最近では,側線(そくせん)鱗数(りんすう)の特徴をもとにして「カワムツA型」「カワムツB型」と分類されはじめている。
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