かりん

 カリン(バラ科)は,落葉高木で中国原産であり,日本産のボケと近縁の種である。葉が展開した後に白やピンクの花をつける。花が極めて短い側枝の先に1つずつつき,そのまま果実になるので,太い枝や幹から直接大きな果実がなっているように見える。果実の表面にはべたべたした液体成分が分泌される。

 果実はやや長細い形をして大変堅く,そのままでは食用にならない。良い香りがするので,一般的にはその香りを楽しんだり,果実酒にしたりして利用される。菓子として加工されることもある。最近ではのど飴の成分としてよく用いられている。よく似たマルメロは果実が丸く,表面を綿毛が覆う。果実は良い香りがし,食用にもされるがものすごく酸い。やはり加工するか,香りを楽しむことが多い。豊橋では花を楽しむために庭木として植えられていることが多い。

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豊橋市議の長坂です。
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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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