おおくちばす

 オオクチバス(バス科)は,北アメリカ東南部原産で,成長すると全長30~50㎝になる外来種の淡水魚で,ブラックバスとも呼ばれている。体色は,暗灰色で口は大きく,上下のあごの歯がするどく肉食性である。在来の小型魚をはじめエビ類・水生昆虫など待ち伏せをして捕食する。大正14(1925)年に米国式ゲームフィッシングを広げるため,神奈川県芦ノ湖に放流された。その後,1970年代までに釣りブームと漁業資源確保を合わせて放流が行われ,急速に全国各地に分布域が拡大した。現在では,ため池や河川の小動物が減少し,生態系を乱す「ワースト魚」として問題視されている。琵琶湖では有害外来魚駆除の緊急対策がたてられている。豊橋市内では平山池・植田大池・植田中池・上庄池・向山大池・三ツ口池などでよく見られ,拡大防止のため移植放流の禁止や捕獲後の再放流などの規制がされている。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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