いちもんじせせり

 イチモンジセセリ(セセリチョウ科)は,茶褐色で小型の蝶(ちょう)で,体長は約16㎜である。豊橋地方では5月~11月ごろまで発生を数回繰り返すが,個体数は前半には非常に少なく,秋風の立つころから急増し,各種の草花に吸蜜のため飛来する。民家の周辺にも多く見られる。幼虫はイネの葉を食害するため,農家には嫌われる。多発時には群れで他所への移動をすることがある。幼虫の姿で越冬する。

 秋季には近似種のチャバネセセリ,オオチャバネセセリなどが花に集まることがある。混在の中での種の識別は,後翅(こうし)(うしろばね)裏面(吸蜜中は翅(はね)を閉じて止まるので)が見やすく,銀白色紋が4個一列に並ぶ。他種は直線にならない。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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