あかうみがめ

 アカウミガメ(ウミガメ科)は,体長(甲羅の長さ)は約0.9m,色は赤褐色である。日本各地の砂浜に上陸して産卵する。産卵時期は5月から8月で,1回に100~120個の卵を産む。孵化(ふか)した子ガメは8,9月の夜間に海へ戻っていく。10数年後には親ガメになって,生まれた浜に戻ってくるとされている。

 渥美半島の表浜海岸は,アカウミガメの産卵場所として重要である。豊橋では,平成4(1992)年には136頭の産卵が確認されたが,その後減少傾向にある。産卵期の照明や騒音によって親ガメの上陸が妨げられ,また,孵化時期の車の轍(わだち)は子ガメが海に戻ることを妨げる。これらのことを配慮した保護が必要である。環境省の絶滅が心配される絶滅危惧Ⅱ類に分類され,車両の乗入れが規制されている。

 関連項目 - 表浜の自然

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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