おゆみばし
お弓は牛川(豊橋市牛川町)の庄屋の娘であった。年ごろになったお弓は,朝倉川の向こう岸に住む師匠のところに三味線の稽古(けいこ)に通うようになり,いつしか二人は恋仲となった。大雨が降ると歩いて川を越せないので,お弓は下男に命じて小さな橋をかけさせた。しかし,娘の恋に猛反対した庄屋は稽古に通うことを禁じてしまった。稽古に通わせてほしいとお弓は懇願したが,父は許してくれなかった。絶望したお弓は井戸に身を投げて死んでしまった。同じころ,師匠の水死体が朝倉川で見つかり,その夜から,橋の上に二つの人魂(ひとだま)が現れるようになり,狂おしげにもつれ合いながら飛ぶようになったという。その光景を見た村人は,「あの人魂はお弓と師匠のものに違いない。死んでもなお会いたがっているのだろう。かわいそうに・・・」とささやきあった。やがて,この橋は,「お弓橋」と呼ばれるようになったといわれている。
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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。
このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm
では!
お弓は牛川(豊橋市牛川町)の庄屋の娘であった。年ごろになったお弓は,朝倉川の向こう岸に住む師匠のところに三味線の稽古(けいこ)に通うようになり,いつしか二人は恋仲となった。大雨が降ると歩いて川を越せないので,お弓は下男に命じて小さな橋をかけさせた。しかし,娘の恋に猛反対した庄屋は稽古に通うことを禁じてしまった。稽古に通わせてほしいとお弓は懇願したが,父は許してくれなかった。絶望したお弓は井戸に身を投げて死んでしまった。同じころ,師匠の水死体が朝倉川で見つかり,その夜から,橋の上に二つの人魂(ひとだま)が現れるようになり,狂おしげにもつれ合いながら飛ぶようになったという。その光景を見た村人は,「あの人魂はお弓と師匠のものに違いない。死んでもなお会いたがっているのだろう。かわいそうに・・・」とささやきあった。やがて,この橋は,「お弓橋」と呼ばれるようになったといわれている。
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