うおまちのうきょうげんのめんとしょうぞく

 「木造能面小飛出 伝赤鶴作,木造能面小べし見伝赤鶴作,木造能面大天神,木造能面平太,木造能面姥(うば),木造能面山姥(やまんば)」6面は,昭和17(1942)年12月16日,国の重要美術品(彫刻)に認定された。昭和20(1945)年6月の空襲により焼失したと誤認されて,台帳より抹消された。「魚町能狂言の面と装束」360点は,平成5(1993)年2月16日,豊橋市有形文化財に指定された。能面92点のうち67点,装束268点のうち182点は,平成8(1996)年9月6日,愛知県有形文化財に指定換えされ,残りの111点は豊橋市指定のままである。

 魚町能狂言の面と装束の内,能面67面と能装束類は,吉田(豊橋)藩主大河内家所有のものであった。明治維新後,魚町の有志が大河内家より譲渡されたものである。狂言面15面は,狂言衣装とともに豊橋市魚町加納屋のもので,他はその後の収蔵品である。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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