あみだにょらいざぞう(ふもんじ・へいあんき)

 「木造阿弥陀如来坐像」1躯(く)(普門寺・平安期)は,大正11(1922)年7月15日,国宝(彫刻)(昭和25年5月30日,国の重要文化財)に指定された。

 普門寺(豊橋市雲谷(うのや)町)の「阿弥陀如来坐像」(平安期)は,像高140.6㎝,桧(ひのき)材の割矧(わりはぎ)造(づく)りの漆箔(うるしはく)造りである,膝張り115㎝,彫眼・白毫(びゃくごう)は水晶,金箔がわずかに残っている。平安時代後期の作といわれ,台座は八角裳懸座である。定印(じょういん)を結ぶ端正な容姿は定朝風を示している。面相は俯瞰(ふかん)の眼型となり,鼻筋に鋭さが消え,頬(ほお)から口唇にかけて温和で柔軟な相を示しており,地方にまれにみる仏像である。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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