ついおくのはなび

 「追憶の花火」(東海日日新聞社 昭和53年)は,岩瀬正雄(1907~2003)が昭和53(1978)年に東海日日新聞から出版した回想的人物誌である。昭和53(1978)年1月から48回にわたって東海日日新聞に掲載されたものを一書にまとめた。副題に「郷土の文化の先駆者たち」とあるように,高崎信吉,浅井秀雄,野口品二,丸山薫,河合陸郎など5人の豊橋における先輩文化人について記述したものである。著者は,詩人としてまた文化活動の推進者としてこれらの人々と盛んに交流し,身辺雑記から公の事象にいたるまで,様々な様相を記録している。

 郷土の新聞,第1次文化協会,豊橋市史の編纂,青年団活動,丸山薫詩碑の建立,地方政治家の見識などについて,文化・文芸を通しての内容が多いが,確かな記憶に基づいて著述しているため,豊橋の昭和期を知るうえで格好の書となっている。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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