くるまじんじゃしゅつどひん

 「車神社出土品」は,昭和34(1959)年10月10日,愛知県有形文化財(考古資料)に指定された。

 車神社(豊橋市植田町)は,古墳の上に建てられているが,その古墳は,梅田川の河口部に築かれた6世紀中葉の前方後円墳である。この墳丘上に車神社の社殿を建てるため,明治18(1885)年に後円部を掘鑿したところ,「石槨(せっかく)」から出土品があった。出土品には青銅製の鈴杏葉3点,碧玉製管玉(へきぎょくせいくだたま)33点,ガラス製勾玉(まがたま)1点があり,また未指定だが鉄製大刀片1振分などがある。杏葉(きょうよう)は馬具の一種で,鈴杏葉は三つの鈴を付け,馬の体側などに垂下した飾りである。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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