かものまぶちとすがえますみ

 「賀茂真淵と菅江真澄」(橋良文庫 昭和50年)は,近藤恒次が植田義方(よしえ)没後170年を記念して自費出版した書である。

 近藤恒次が植田家より文書の整理調査を依頼されたのは,昭和20年代も末のことであった。植田家は,高須・土倉新田1200石を所有し,代々吉田(豊橋)宿の問屋役,吉田藩の御用達を勤める富豪で,ことに3代当主植田義方は賀茂真淵の縁者であり門人,また,一蓬舎古帆として俳人としても知られた文化人であった。

 植田義方は菅江真澄にとって師であった以上の関係を有していた。植田家文書を整理していく過程で,賀茂真淵の書簡や菅江真澄の自筆本を発見した。以来20年,植田家文書を解読しながら,既刊行物の記述と一つ一つ対照しながら比較検討するという地道な作業を進め,愛知大学綜合郷土研究紀要に発表してきた。本書はその集大成である。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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