りんざいじのきょうもん

 「臨済寺の経文」8点(臨済寺蔵)は,昭和39(1964)年5月19日,豊橋市有形文化財(文書・典籍)に指定された。

 「臨済寺の経文」は,吉田(豊橋)藩主小笠原家から菩堤寺臨済寺(豊橋市東田町西郷)に奉納されたもので,経文8点は,吉田藩主小笠原忠知・長祐など自筆の「妙法蓮華経」「観音経」「金剛経」などで,全9帖27巻である。奥書に「慶安三年歳在庚寅十月初八日値予慈母法源院日心大姉淑霊十七回諱之辰要酬乳恩之万一手写法華経八軸金文了謹奉献真前伏冀頓証仏果及一切群生出,若海上覚場小笠原山城守忠知焼香謹書之」などとある。祖先の菩提(ぼだい)を弔い,一門の繁栄を祈願した奉納経である。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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