はだめいしょうそうろく
「羽田名蹤綜録」(著者自筆,美濃本1冊,墨付30丁 享和3年)は,「豊橋市史々料叢書」四 「三河国吉田名蹤綜録」の付録として平成9(1997)年翻刻・出版されている。下地村(豊橋市下地町)の山本貞晨が,当時流行した「名所図会」の形式にならって編纂した羽田村の地誌であるが,挿絵はない。羽田村(豊橋市花田町の内)の概説に続いて,現在の花田町・花園町・新銭町・中柴町などの寺社などについて多くの古文書を引用して解説する。中山静の序文,山本自身による享和3(1803)年の跋文(ばつぶん)があり,巻末に山本貞晨著述目録を載せる。序文や目録によれば,山本には三河国全体の地誌「三河名蹤綜録」編纂の意図があったことが知れるが,未完に終わった。原本は豊橋市中央図書館橋良文庫に所蔵される。なお,豊橋市中央図書館羽田八幡宮文庫に羽田野敬雄が本書を書写して朱批を加えた「吉田方郷羽田村綜録」がある。
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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。
このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm
では!
「羽田名蹤綜録」(著者自筆,美濃本1冊,墨付30丁 享和3年)は,「豊橋市史々料叢書」四 「三河国吉田名蹤綜録」の付録として平成9(1997)年翻刻・出版されている。下地村(豊橋市下地町)の山本貞晨が,当時流行した「名所図会」の形式にならって編纂した羽田村の地誌であるが,挿絵はない。羽田村(豊橋市花田町の内)の概説に続いて,現在の花田町・花園町・新銭町・中柴町などの寺社などについて多くの古文書を引用して解説する。中山静の序文,山本自身による享和3(1803)年の跋文(ばつぶん)があり,巻末に山本貞晨著述目録を載せる。序文や目録によれば,山本には三河国全体の地誌「三河名蹤綜録」編纂の意図があったことが知れるが,未完に終わった。原本は豊橋市中央図書館橋良文庫に所蔵される。なお,豊橋市中央図書館羽田八幡宮文庫に羽田野敬雄が本書を書写して朱批を加えた「吉田方郷羽田村綜録」がある。
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