ひゃくまんぶんのいちのはぐるま

 「百万分の一の歯車!」(中経出版 平成15年)は,平成15(2003)年7月刊行された。著者松浦元男は,昭和35(1960)年愛知大学を卒業し,同40(65)年プラスチックスの抽出成型加工企業・株式会社樹研工業を設立し,現在取締役社長である。樹研工業は,平成10(1998)年に10万分の1gのプラスチックス製歯車の開発に成功した。平成14(2002)年,100万分の1gの歯車を公表した。現在のところその実用性はないといわれているが,極小に挑戦する企業精神が各方面から評価されている。

 「百万分の一の歯車!」には,企業経営上の「志」という切り口で,多用な方法論が述べられている。内容が,現実の経営で展開した事象であり,空理空論に陥っていないところが強みとなっている。著者の自己表明も随所にあるが,社員教育を通して独自の技術を向上させ,企業力を高めるという経営哲学が強力に表明されている。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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