とうかんのんじたほうとう

 「東観音寺多宝塔」3間2層塔婆,屋根柿葺(こけらぶき)(東観音寺)は,明治40(1907)年5月27日特別保護建造物(昭和25年5月30日に国の重要文化財)に指定された。

 「東観音寺多宝塔」は,昭和33(1958)年1月解体修理に着工し,翌34(59)年6月竣工した。現在の塔は,正徳6(1716)年海岸沿いの地から移転され,さらに明治13(1880)年に現在の地(豊橋市小松原町)に移転されたものである。

 多宝塔の建築様式は,唐様に和様が加わった折衷様式で,二層柿葺(こけらぶき)となっている。多宝塔は,寺伝によると,大永8(1528)年戸田左京亮が寄進したもので,多宝塔古版木には,「大永八年戊子十一月 日」の刻印がある。重層・欄干付回廊をめぐらし,初層の須弥壇(しゅみだん)上に多宝如来像が安置されている。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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