あいちけんやなぐんのせんしいせき

 「愛知県八名郡の先史遺跡」(豊橋石巻地区文化財保存会 昭和50年)は,木下克己が旧八名郡の遺跡を自分の足で実地踏査した結果を纏(まと)めた労作である。大正12(1923)年郡制の廃止前の八名郡の田畑・切通・山野を踏分け実地踏査し,旧石器・縄文弥生土器・古墳時代の須恵器などを採集し,詳細に記録をとり,拓本やスケッチ・写真を数多く掲載している。本書の発行以前の,当該地区の遺跡数は昭和47(1972)年刊行の愛知県遺跡分布図で25か所のみであったものが,本書では68か所を挙げている。これらの埋蔵文化財が盗掘されたり・開発のため未調査壊滅されてしまうことを恐れ,豊橋市石巻地区文化財保存会を立ち上げて保存を訴えるための一助として本書を公刊した。

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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