だいがんじいわやどうかんのんきょう・とうろう・えま
「大岩寺岩屋堂の観音経・灯籠及び絵馬」(大岩寺蔵)は,昭和32(1957)年9月19日豊橋市有形文化財に指定された。
岩屋堂(豊橋市大岩町)の「観音経」(普門品)1巻は,元禄14(1701)年に岡山藩主池田綱政が自ら筆写して奉納したもので,天地24㎝の鳥の子紙に1行17字詰で123行に書かれ,行間には金泥(こんでい)の界線が入っている。巻末に,「参州渥美郡亀見山大岩寺岩屋之観世音,奉納普門品一軸自以毫令書写,右者所祈国家安全子孫繁栄人民快楽也,元禄十四年旡声無射日,左近衛少将源朝臣綱政」とある。
大岩寺の「灯籠」1対は,目方1貫220目,高1尺2分で,銘に「宝永四年丁亥六月吉日」 奉納幸品とある。寺伝によれば,宝永4(1707)年,岡山藩主池田綱政が参勤の帰途,白須賀(しらすか)宿で霊夢によって津波の難を逃れることができたための奉納という。
大岩寺の「絵馬」4面は,いずれも縦60㎝,横90㎝のもの4面で,繋馬図にはそれぞれに款記があり,岡山藩主池田綱政が元禄10(1697)年から宝永4(1707)年にかけて寄進したものであることがわかる。
関連項目 - 池田綱政と観音霊験(民話)
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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。
このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm
では!
「大岩寺岩屋堂の観音経・灯籠及び絵馬」(大岩寺蔵)は,昭和32(1957)年9月19日豊橋市有形文化財に指定された。
岩屋堂(豊橋市大岩町)の「観音経」(普門品)1巻は,元禄14(1701)年に岡山藩主池田綱政が自ら筆写して奉納したもので,天地24㎝の鳥の子紙に1行17字詰で123行に書かれ,行間には金泥(こんでい)の界線が入っている。巻末に,「参州渥美郡亀見山大岩寺岩屋之観世音,奉納普門品一軸自以毫令書写,右者所祈国家安全子孫繁栄人民快楽也,元禄十四年旡声無射日,左近衛少将源朝臣綱政」とある。
大岩寺の「灯籠」1対は,目方1貫220目,高1尺2分で,銘に「宝永四年丁亥六月吉日」 奉納幸品とある。寺伝によれば,宝永4(1707)年,岡山藩主池田綱政が参勤の帰途,白須賀(しらすか)宿で霊夢によって津波の難を逃れることができたための奉納という。
大岩寺の「絵馬」4面は,いずれも縦60㎝,横90㎝のもの4面で,繋馬図にはそれぞれに款記があり,岡山藩主池田綱政が元禄10(1697)年から宝永4(1707)年にかけて寄進したものであることがわかる。
関連項目 - 池田綱政と観音霊験(民話)
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