みかわのくによしだめいしょうそうろく
「三河国吉田名蹤綜録」2巻(個人蔵)は,昭和58(1983)年3月15日,豊橋市有形文化財(歴史資料)に指定された。
「三河国吉田名蹤綜録」は宝飯郡下地村(豊橋市下地町)の山本貞晨(1775頃~1821)が文化3(1806)年ごろ流行した名所図会を模して書いた地誌で,全3巻の内第3巻は未完で終わったと推測されるが,地域の神社仏閣・祭礼・名所旧跡・地名由来などを紹介しながら解説をしている。
挿絵のあるものと本文のみのものがあり,49点の挿絵は吉田(豊橋)画人14人の寄合描きである。藩主献上本にのみ挿絵を添えたものと思われる。稿本は戦災で焼失したが,藩主献上本2巻2冊が存し,昭和21(1946)年旧吉田藩主大河内家より旧家老職和田家へ下附されている。挿絵のない本文写本が豊橋市中央図書館の橋良文庫,松坂家に現存する。平成9(1997)年「豊橋市史々料叢書」四「三河国吉田名綜録」として翻刻・刊行された。
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豊橋市議の長坂です。
豊橋のことをお調べくださり、ありがとうございます。
このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/14682.htm
では!
「三河国吉田名蹤綜録」2巻(個人蔵)は,昭和58(1983)年3月15日,豊橋市有形文化財(歴史資料)に指定された。
「三河国吉田名蹤綜録」は宝飯郡下地村(豊橋市下地町)の山本貞晨(1775頃~1821)が文化3(1806)年ごろ流行した名所図会を模して書いた地誌で,全3巻の内第3巻は未完で終わったと推測されるが,地域の神社仏閣・祭礼・名所旧跡・地名由来などを紹介しながら解説をしている。
挿絵のあるものと本文のみのものがあり,49点の挿絵は吉田(豊橋)画人14人の寄合描きである。藩主献上本にのみ挿絵を添えたものと思われる。稿本は戦災で焼失したが,藩主献上本2巻2冊が存し,昭和21(1946)年旧吉田藩主大河内家より旧家老職和田家へ下附されている。挿絵のない本文写本が豊橋市中央図書館の橋良文庫,松坂家に現存する。平成9(1997)年「豊橋市史々料叢書」四「三河国吉田名綜録」として翻刻・刊行された。
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豊橋市議の長坂です。
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