はっちょうとんぼ

 ハッチョウトンボ(トンボ科)は,体長が2㎝にも満たない世界で一番小さなトンボである。主に丘陵地から低山地にかけての日当たりのよい湿地や休耕田で見られる。雄は成熟すると全身が真っ赤になって美しいが,雌は腹部が黄色と黒の縞模様(しまもよう)で赤くはならない。環境省の指標昆虫に指定されているが,それほど珍しい種ではない。6月ごろより出現し始め,9月ごろまで成虫は見られるが,未熟な個体でも水辺を離れることはない。豊橋市では「葦毛(いもう)湿原」(豊橋市岩崎町)などで見ることができるが,発生地での個体数はどこも少ない。

 関連項目 - アキアカネ コシアキトンボ ハグロトンボ ホソミオツネンイトトンボ チョウトンボ

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このページは、2006年12月発刊の豊橋百科事典を元に作成しています。
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