さるがばんば  猿ヶ番場は,白須賀宿(湖西市)の西続き,境川を隔てて三河国と境を接する遠江(とおとうみ)国境宿(さかいじゅく)新田(湖西市)に位置していた。東海道に面して茶屋が並び,柏餅が名物であった。古くは寛文元(1661)年の浅井了意著「東海道名所記」に猿ヶ番 ...