豊橋市議の長坂です。
意味不明過ぎます。

さて、3月市議会で予算が提案された、給食費の無償化、
まさか給食費無償化関連に約17億円の大判振る舞い。ポイントは?
http://nagasakanaoto.blog.jp/230216.html 
市議会で何度聞いても「公約の反映・実現」との浅井市長の言葉はありませんでした。
【長坂】
(前略)公約を踏まえて、今回、この小学校の給食費を無償化するという予算案を提案されているのか、確認させてください。

【教育部長】
今回の学校給食の無償提供は、引き続き、新年度も物価高騰に苦しむ保護者の経済的負担を軽減するもので、子育て世帯に手厚く支援をしたいという理念は市長の公約に掲げました小学校の給食費無償化と共通はするものの、同じものではないと認識しております。

【長坂】
(前略)僕ははっきり言って公約ですと、公約をこれで実現するんです、と浅井市長に言ってほしかった。(略)私はこの議案、審議、賛成・反対、態度表明するにあたってですね、浅井市長にこれは公約だ、ということを、公約を反映した結果だということを、言ってほしいわけでございます。改めて、浅井市長ご認識をお聞きします

【教育部長】
繰り返しの答弁となりますが、理念としては共通しているものの、同じものではない、ということでございます。

(市議会Youtube 50:35頃より 令和5年3月22日午後 予算特別委員会)
https://www.youtube.com/live/sj47OVsJBnI?feature=share&t=3035 
※一定期間後、アーカイブ版の公開に合わせ、上記URL動画は削除されます。
公約の実現や反映、という言葉はなかったどころか、浅井市長自ら言葉を発することもなく、
いち市民としても非常に残念で悲しい気持ちになりました。



同様のやり取りは、半年前にもありました。
(こちらは既に会議録があるため、詳しく転載)

前提として「安全・安心な給食を保護者の負担軽減を図りながら提供する」は、浅井市長に変わってから、ギリギリのタイミングで第6次総合計画に反映された言葉であり、浅井市長の公約の反映そのもの、と言える箇所です。
◎政策企画課長
 物価高騰によって影響を受けるのは全ての方であることから、水道料金などの公共料金等の減免は、臨時交付金の使い道の一つの手法であると考えています。しかしながら、市民への支援として、給食費を無償とすることは事業の実施に当たりシステム改修が不要であるため、事業の効果が迅速に行き届く、いわゆる即効性があり、さらには第6次豊橋市総合計画における取組の基本方針の、安心して結婚や子育てができる環境づくりや健やかな心と体の育成という政策目的達成にも寄与するものです。そのため、今回の補正予算においては、給食費を無償とすることを提案したものでございます。


◆長坂尚登委員
 1点、今の御答弁の中で確認させていただきたいのですが、総合計画における基本方針の中で、健やかな心と体の育成に寄与するということがございまして、これはこちらに記載がございます「安全・安心な給食を保護者の負担軽減を図りながら提供する」に今回の事業が該当するという認識でよろしいのか確認させてください。


◎企画部長
 今、長坂委員がおっしゃいました総合計画の基本方針の健やかな心と体の育成については、給食費無償の話が記載しておりますが、あくまで今回の事業につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した物価高騰対策として行いますので、直接的にこの第6次総合計画に記載している事業に結びつくものではございません


◆長坂尚登委員
 ちょっと細かい点で1点確認したいのは、まず、総合計画には無償化とは書いてないです。今、御答弁で無償化と書いてあるような言い方をされましたけれども、給食を保護者の負担軽減を図りながら提供するということですので、改めて答弁が必要であればお願いします。


◎企画部長
 委員御指摘のとおり、無償という言葉ではございません


◆長坂尚登委員
 その上で、直接的にはここには該当しないけれども、一つ前の御答弁では、この健やかな心と体の育成という取組の基本方針に合致するというか寄与するから、今回の事業を提案するんだという御答弁であったと思いますが、私は、課長と部長の答弁が食い違っているんじゃないかと思いますので、委員長、整理をお願いします。


◎企画部長
 今回提案させていただいている補正予算の事業の目的は、何度もお答えをさせていただいておりますように物価高騰対策でございまして、事業の目的としては、先ほど言った総合計画に掲げている健やかな心と体の育成に直接的に結びつけるものではないというように整理をしておきます。


◆長坂尚登委員
 これは、歳入の款項目を見ると、15節子どもの心と体の育成費補助という形でお金がついていて、まさに健やかな心と体の育成に関することの事業ということなのではないかと思いますが、この費目のところも含めて確認させてください。


◎企画部長
 事業の歳出(長坂注:正しくは歳入)の項目は、そこに掲げておりますが、何度も御答弁させていただいておりますが、この事業の目的とはずれております

(略)


◆長坂尚登委員
 では、この事業は何なんですか。総合計画には安全・安心な給食を保護者の負担軽減を図りながら提供すると書いてあるわけです。この総合計画というのは、豊橋市の今後5年10年の大枠となる計画だと認識していて、今回出てきた事業というのは、まさに給食を保護者の負担軽減を図りながら提供する事業そのものだといわざるを得ない。しかし、これとは違いますということであれば、今回の事業は一体何なんでしょうか。物価高騰対策だとしても、それは結局保護者の負担軽減のためですよね。 確認させてください。


◎企画部長
 長坂委員が何を結びつけたいのかよく分かりませんけれども、第6次総合計画にいろいろな方針が掲げられていることは承知をしておりますが、何度も御答弁をさせていただいておりますように、本事業の目的は物価高騰対策ですので、直接そこの、結果的に第6次総合計画に掲げている基本方針に寄与することはあるにしても、この事業の目的とは違うということを何度も答弁させていただいております。


◆長坂尚登委員
 言っていることが僕、だんだんよく分からなくなってきたんですけど、寄与はするけど目的ではないという、ごめんなさい、寄与すると目的の違いを具体的に説明をお願いします。


◎企画部長
 今回、物価高騰対策で小中学生を持つ保護者世帯に給食費を無償にするという取組を行っています。その、この事業が結果的に第6次総合計画の基本方針にも寄与していくという、結果的にはありますけれども、本事業の目的ではない、直接的な目的ではないということを先ほどから何度も答弁をさせていただいておりますので、御理解いただければと思います。


◆長坂尚登委員
 僕が頭が悪すぎるんですかね、全然分からないですけど、本事業の目的は何なんですか。


◎企画部長
 何度も答弁させていただいておりますが、本事業の目的は、新型コロナウイルスだとか物価高騰に苦しむ子育て世帯への対策として、小中学校の給食費の無償というか、負担軽減を行うもの、これが目的です。


◆長坂尚登委員
 それは、保護者の負担軽減ではないのですか。確認します。


◎企画部長
 保護者の負担軽減です。ただ、物価高騰対策です。


◆長坂尚登委員
 私の認識では、総合計画に書いてあることをやるということであれば、堂々とやったらいいじゃないですかと思うわけです。寄与すると目的の違いとか、保護者の負担軽減ではあるけど、物価高騰対策だという・・・〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕(略)

◆長坂尚登委員  まず、私の認識では、総合計画の中にまさに今回の事業に該当する記載があるわけです。具体的に言うと、安心・安全な給食を保護者の負担軽減を図りながら提供すると書いてあるわけです。総合計画に書いてあることをやりますということであれば、堂々とやればいいと思うし、書いてあることじゃないです、書いてあるけど、やりませんとまでは言ってないですけど、書いてあることとは違うんですというのは、全然意味が分からないです。

 先ほど部長の発言の中で、私が何かと何かを結びつけたいみたいな話があったのですけど、私が結びつけたいのは明確で、総合計画と豊橋市の事業です。当たり前なんです。結びついてなければいけないわけだから、だから総合計画と豊橋市の事業は、当然対応しているんですよね、こことここ、今回の事業はここに対応しているんですよねということを確認しているわけです。しかしながら、部長はここは違う、目的ではないという話なんですけど、先ほどおっしゃった、部長がおっしゃっていた私の結びつけたいと思っている何かと何かは一体何なんですか。お聞きします。


◎企画部長
 長坂委員が何と何を結びつけたいか、私は分かりません。


◆長坂尚登委員
 私は、言ったじゃないですか、総合計画と豊橋市の事業を結びつけたいというか、結びついていなければいけないんですよ、逆に言えば。結びついていなければいけないから、この事業は総合計画のここに該当するんですよねと、しかも総合計画に寄与すると、答弁あったのは、先にそちらから御答弁があったわけですからね。だから確認しているわけです。それに対して、部長が何かと何かを結びつけたいと想像しておっしゃったわけじゃないですか。私が結びつけたいのは、何度も言いますけど、総合計画と今回の事業ですよ。これが結びついていないという話だとしたら、これは逆にえらいことなんじゃないですか。総合計画にも書いてないことをやろうという話だとしたらえらいことだと思うのですよ。

 もう一回聞きますけど、部長は何かと何かを長坂議員が結びつけたいみたいなことをおっしゃったわけですけど、部長が想定していた何かと何かとは、一体何なんですか知りませんじゃないです。部長の御発言なんだから、何か頭にあったからおっしゃったわけですよね、お聞きします。


◎杉浦康夫副市長
 質疑の答弁の繰り返しになっていますので、私のほうから現段階で考え方をお答えさせていただきます。

 今回の補正予算提案につきましては、新型コロナウイルス感染症の蔓延及び物価高騰という臨時的な状況への対応として、子育て支援を目的に提案をさせていただいております。先ほど部課長が答弁しましたとおり、総合計画は本市の10年のまちづくりの基本的な考え方を目指すことを想定した計画ですので、その目的達成にも寄与できると、これは先ほども答弁しましたとおりですし、本会議の一般質問でも私がお答えしたとおりであります。

 その上で、今回の補正予算につきましては、市長のほうでそうした状況を考慮の上、提案させていただいたものであります。


◆長坂尚登委員
 私が聞いている質疑と全然違う答弁が出てきたのですけど、部長がおっしゃっていた何かと何かは何なんですか。お聞きします。


○芳賀裕崇委員長
 長坂委員、ただいまの発言は、補正予算審査の範疇を逸脱していると判断しますので、ぜひその範囲内での質疑をお願いしたいと思います。
 もう一度、質疑があれば質疑をお願いします。長坂委員。


◆長坂尚登委員
 私は、この事業に関しての企画部長の御答弁を受けて、部長の御答弁の意味を問い、確認している質疑でありますから、この事業の範囲の質疑だと思うわけですが、委員長がそのように御判断をするのであれば、それは従わないといけないのかなと思います。

 ただ、私、先ほどの企画部長の答弁、すごく不適切とまでは言いませんが、少なくとも私に対しては失礼な答弁だなと、私は、きちんと何と何を結びつけたいか明確に言っているわけです。僕が言っていた総合計画と今回の事業ですだったらそれでいいと思いますし、それを勝手に想像して、何かと何を結びつけたいようでと言っておきながら、先ほどの答弁の中では、長坂議員が何を考えているのか分かりませんというのはあまりに、私、一応市民の代表の一人としてこの場に立たせていただいていて、市民の声を少しでも反映したり、あるいはこういう市民の声もありますけどどうなんですかということを確認するために、この場に立っているわけでございます。

 総合計画と今回の事業の結びつきを確認するというのは、まさに最も重要なポイントだと思うわけですが、申し訳ないですけど、それを私は、ちゃかすかのような答弁に聞こえましたちゃかすかのようなことをおっしゃるというのは、これはしっかりと今後、議会に臨む、一個人の問題なのか、上層部全体の雰囲気なのか分かりませんが、しっかりと市長、副市長以下で対応を検討していただきたいということだけ御指摘させていただいて、私の質疑を終わります。

(会議録)豊橋市 令和4年9月一般会計予算特別委員会 09月16日
https://ssp.kaigiroku.net/tenant/toyohashi/ 
豊橋市議会YouTube
https://youtu.be/zk1RMpA7_z4?t=6120 


浅井市長・浅井市政がここまで頑なに、公約の実現・反映と言わない理由が全くわかりません。

他方、新聞記事や市民との懇談会では、
「任期中に実現したい」
と明確におっしゃっており、この違いはいったい何なのでしょう。

豊橋市では、これで国の財源を用いて、通算1年間(昨10月~今9月)、
保護者の給食費負担がなくなり、一部世帯には追加の給付金も出ます。

国では与党幹事長より給食費無償化に関する発言もありました。

> 自民・茂木氏「小中学校の給食費無償化を」政府に提案へ
https://www.sankei.com/article/20230320-LXBOYST65VJN5EB3PEVVUBGOWY/

浅井市長は公約を予算に反映させず、公約実現とはなりませんが、
引き続き10月以降も、給食費の保護者負担がなくなることに大きく期待が持てます。

では。