豊橋市議の長坂です。
アリーナ事情に精通した、外苑前駅から徒歩240m(前後)の黒塗り企業・団体どこでしょうか。

さて、新アリーナに関する住民監査請求の結果が公表ありました。
(下記URLの第17・18号)
https://www.city.toyohashi.lg.jp/50330.htm

その中に、気になる記述があります。
当該業務(長坂注:多目的屋内施設基本計画策定及び要求水準書等作成委託業務)の履行状況について、多目的屋内施設整備推進室が豊橋公園の整備検討エリアの一部が家屋倒壊等氾濫想定区域に該当する事実を把握した令和4年11月11日以降に受託者に対して、当該業務契約書第9条に基づき、中間報告書(案)の提出期限延長及び業務期間全体について変更協議をしている(第18号 p7より)
中間報告書(案)を有していないことは多目的屋内施設整備推進室が、令和4年11月11日に豊橋公園の整備検討エリアの一部が家屋倒壊等氾濫想定区域に該当することがわかったことから、それに伴う影響を検討するため、市と受託者が業務内容及び業務期間の変更に係る協議をしていることによる(第18号 p7-8より)
業務内容・業務期間の変更協議をしているなど、これまで一切の説明はありませんでした。

その協議、と思われる打合せの1つについては、今月になって、情報公開で得ていました。
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こちら11月の日付です。
しかしながら、12月の市議会定例会において、委託事業者(日本総研)とこのような協議を行っているという答弁はなかったと認識しています(会議録公開前のため仔細確認できず)。



加えて、2月16日に予算とともに公表された資料
(第6次豊橋市総合計画前期基本計画実施計画(令和5-7年度))
においても、おかしな記述がありました。

この資料は、ソフト事業とハード事業(≒土木・建設事業)が分類されており、
ハード事業は数字を四角で囲む表記がされています。

しかしながら、多目的屋内施設はソフト事業扱い(四角なし)です。
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例えば、中央図書館の大規模改修や、話題の動物愛護センターは、ハード事業扱いになっています。
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新アリーナに関し、現時点で示されている最新のスケジュールは、
10月1日の八町小での説明会の資料です。
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このスケジュールに依ると、令和5年度には「事業者公募・選定」し、
令和6年度には「設計・建設」が始まるため、
今後3年間のスケジュールを示す前出の「実施計画」において、
ハード事業扱いされていなければなりません。

実施計画が正しい、という前提に立てば、
上記のスケジュールが破綻している、ということになります。

実際「令和4年11月下旬」の中間報告書(案)の提出がまだないことは、
監査請求の結果で明らかになりました。
更に「令和5年1~2月」の「市議会への報告」も「パブリックコメント」も
具体的な予定が示されていないため、2月中はないでしょう。

私は「市議会への報告」の担当となる総務委員会の委員ですが、
未だに報告が遅れる・できない、などの説明は得ていません。
また「パブリックコメント」は市民に対し広く行われるものであり、
10月1日に予定を示しているにも関わらず、未だ何も示されていません。
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今後とも丁寧な説明を心掛け、
今後とも丁寧な説明を心掛け、
今後とも丁寧な説明を心掛け、
本当に心掛けているのかどうか内心はわかりませんが、黙って変更協議を行っていること、
実施計画において、ハード事業として示せず、既存のスケジュールとの不整合が明らかになったこと、
一刻も早い「丁寧な説明」を求めます(と、市役所にも伝えています)

では。