豊橋市議の長坂です。
三春充希さんの労力に感謝申し上げます。

期日前投票(市役所など8時半~20時)やってます。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/48558.htm

さて、前回の続きのようなブログです。
東海ブロック(岐阜・静岡・愛知・三重)では、どの政党に投票すると、
具体的にどの候補の当選につながりそうなのでしょうか。

自民・立憲は、候補者数が多く複雑なので、先にわかりやすい他の政党を届出順に進めて行きます。

ひとつの目安として、どの政党に投票するとより地元な(愛知県>三河>東三河)の候補が(復活)当選しそうか、という軸で考えてみます。

各新聞の情勢報道をまとめてくださっている、三春充希さんのこの記事を参考にします。


国民は、比例で0~1議席が予測され、
立候補の4人全員が名簿順位1位の重複候補です(わかりやすくシンプル)。
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/00/hmb07_197.html 

このうち、愛知2区の古川元久候補は小選挙区での当選が見込まれています。

古川候補の次は、田中健候補(静岡4区)が善戦されており、
もし国民が比例で1議席を得た場合、田中候補の復活当選に繋がりそうです。



共産は、比例で1~2議席が予測されています。
比例候補の3名は全員が小選挙区との重複でない、いわゆる「単独」です。
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/00/hmb07_4.html 

そのため、もし共産党が2議席目に手が届くと、元共産党静岡県委員会書記長の島津幸広候補が当選します。

逆に、前回愛知15区(豊橋・田原)、今回愛知14区(豊川・蒲郡・新城・北設楽郡・幸田町)で立候補されている、共産党の野沢康幸候補は、どんなに善戦しても重複立候補でないため、比例復活はありません。



維新は、比例で1~2議席が予測されています。
国民と同じように、比例候補8名は全員が名簿順位1位の重複候補です。
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/00/hmb07_187.html 

情勢報道によると、小選挙区での当選は難しそうです。
8名のうち、最も競っている様子が愛知10区(一宮市(除く旧尾西市域)・江南市・岩倉市・丹羽郡
)の杉本和巳候補のようですが、その次がわかりにくいです。

静岡4区(静岡市の一部(主に清水区)・富士宮市・富士市(旧富士川町域))中村憲一候補、
愛知4区(名古屋市瑞穂区・熱田区・港区・南区)中田千代候補、
愛知5区(名古屋市中村区・中川区・清須市・北名古屋市・西春日井郡)岬麻紀候補、

の惜敗率が高く出そうです。
そのため、維新が2議席となると、杉本氏+上記3名のいずれかの可能性が高そうです。



社民は、議席獲得が困難そうで、比例単独候補1名のみです。
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/00/hmb07_5.html 



れいわは、比例での議席獲得が僅かに見えているかもしれません。
候補者の2名は、ともに比例順位1位の重複候補です。https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/00/hmb07_212.html 

愛知10区(再掲)の安井美沙子候補と、
豊橋を含む愛知15区(再掲)の菅谷竜候補です。

ただ両者とも厳しい戦いの様子で、もし仮にれいわが比例で1議席を得られたとしても、
小選挙区で有効投票総数の10分の1以上の得票がないと、比例復活できなくなります。
3 衆議院小選挙区選出議員の選挙において供託物没収点に達しなかった重複立候補者の比例代表選挙における当選の排除

 衆議院小選挙区選出議員の選挙において、得票数が供託物没収点(有効投票総数の1/10)に達しなかった重複立候補者は、比例代表選挙においても当選人となることができないものとされました。
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/senkyo/seido_6_kaisei/index.html
この場合、東海ブロックでのれいわの比例議席は、他の政党に移るはずです。

このようなことを見越してか、近畿ブロックでは比例単独の6位指名がいますが、
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/00/hmb08_212.html 
東海ブロックではいません。



公明は、比例で2~3議席が予測されています。
比例候補の5名は全員が小選挙区との重複でない、いわゆる「単独」です。
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/00/hmb07_3.html 

そのため、もし公明党が3議席目に手が届くと、元三重県議会議員の中川康洋候補が当選します。



N党は、議席獲得が困難そうで、比例単独候補1名のみです。
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/00/hmb07_223.html 



というわけで、複雑な自民と立憲を除く中では、維新が2議席目を獲得した場合、
愛知県(但し尾張地域)候補者の比例復活がありそうです。

またれいわが1議席を獲得できても、
愛知県(一宮周辺または豊橋・田原)候補者の比例復活がありそうですが、
得票が10分の1に足らず、当選できない懸念もあります。



そして、複雑な自民、比例で8~9議席の獲得が見込まれます。

自民は東海ブロックの全て32小選挙区(岐阜5・静岡8・愛知15・三重4)に公認候補がおり、
このうち30名が、名簿順位1位の重複立候補となっています。
(重複でない愛知10区・11区の候補は、自民党の比例重複の年齢制限対象と思われます)
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/00/hmb07_1.html 

30うち、小選挙区での当選が堅そうなのが12ほど、
逆に非自民候補が勝ちそうなのが5前後、
差し引き13ほどが接戦です。

接戦の13のうち半分の7を自民が勝ち、残り6負けるとすると、
非自民候補が勝ちそうな5と併せて、11選挙区で負け、
うち8~9が比例復活、ということになります。

つまり、30のうち、
19前後が小選挙区で当選、
8~9が比例復活、
2~3が復活当選もなし、となります。

この時点で、比例順位31位の山本左近候補(豊橋出身)の当選は困難です。
逆に、30の重複立候補者のうち、23以上が小選挙区で勝つと、左近候補の当選が見えます。



最後に同じく複雑な立憲、比例で6~7議席が見込まれます。

立民は東海ブロック全32小選挙区のうち、
27選挙区の候補が名簿順位1位の重複立候補となっています。
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/00/hmb07_195.html 

このうち、小選挙区での当選が堅そうなのが、
愛知3区(名古屋市昭和区・緑区・天白区)近藤昭一候補、
愛知12区(岡崎市・西尾市)重徳和彦候補、
のお二方です。
※三重3区(四日市市の一部・桑名市・いなべ市等)岡田克也候補は重複なし

逆に非立民候補が負けそう(≒主に自民候補が勝ちそう)な選挙区が11前後、
27から2と11を引いて14が接戦です。

14のうち半分の7が勝ち、残る半分の7が負けるとすると、
この負けた7のうち6~7が比例復活となる可能性が高そうです。
つまり「接戦」となっている14はほぼ全て比例復活含め当選できそう、
逆に既に負けそうな11前後は比例復活も難しそう、となります。



この自民・立民の記載で、豊橋を含む愛知15区は「接戦」でカウントしています。
そのため、自民の根本幸典候補も、立民の関健一郎候補も、
どちらももし負けても、比例復活の可能性はかなり高そう、
(自民・根本候補の方がより高そう)
ですが、次の週末、結果はどのようになっているのでしょうか。



余談ですが「自民党の世論調査の中の人」というツイッターアカウントが、
出どころ不明ですが、体裁はそれっぽい詳細な数値の世論調査結果を公表しています。

(再掲)期日前投票(市役所など8時半~20時)やってます。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/48558.htm
では!