豊橋市議の長坂です。
(解散)総選挙はいつになるのでしょう。

さて、先日書いた新型コロナのワクチンに関し、
新型コロナワクチン、豊橋は個別接種を軸に検討中 - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/210205.html 
豊橋市からも正式な公表(第一弾)がありました。
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豊橋市の新型コロナウイルス感染症 予防接種の日程について
豊橋市の新型コロナウイルス感染症予防接種の日程について、現時点の予定をお知らせします。

3月1日~ 豊橋市新型コロナウイルスワクチン接種相談窓口設置
 新型コロナウイルスワクチン接種に関する市民からの相談、クーポン券の再発行等に対応するためのコールセンターを開設する予定です。

3月中旬以降 高齢者(65歳以上)の方のクーポン券の発送
 今回の新型コロナウイルスワクチン接種で、高齢者に該当する方にクーポン券を発送します。クーポン券には、予防接種の説明、接種の仕方に関する案内文も同封する予定です。

4月~ 高齢者(65歳以上)の予防接種開始
 現時点では、4月から高齢者に対し接種開始する予定です。高齢者の接種後、基礎疾患のある方等の接種を行い、その後、一般の方の接種が開始する予定ですが時期は未定です。

 ※なお、現時点の予定であり、ワクチン流通の状況や国の指示により急遽変更になる可能性があります。
また、一部重複もありますが、随時更新予定の市サイトも立ち上がりました。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/45281.htm 
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新型コロナワクチン接種
 このページでは、豊橋市における新型コロナワクチン接種に関するお知らせや情報を更新していきます。ワクチンに関わる情報についてはワクチンの流通状況や厚生労働省の指示などにより変更になる可能性があります。

接種日程についてのお知らせ(令和3年2月9日更新)
 豊橋市の新型コロナワクチン接種の日程につきましては、現時点では下記のとおりです。今後、ワクチンの状況などにより変更となる場合があります。

3月1日から 新型コロナワクチン接種相談窓口設置
 市民のみなさまからのワクチンに関する相談やクーポン券の再発行などに対応するためのコールセンターを開設する予定です。
  • コールセンターの番号につきましては、開設時にご案内します。
  • ワクチンの状況や有効性・安全性、副反応につきましては、首相官邸特設ページおよび厚生労働省ホームページをご覧ください。
新型コロナワクチンについて(首相官邸特設ページ)
新型コロナワクチンについて(厚生労働省ホームページ)

3月中旬以降 高齢(65歳以上)の方のクーポン券の発送
 対象者の方に無料で接種できるクーポン券をお届けします。クーポン券にはワクチン接種の説明や接種方法に関する案内文も同封予定です。対象年齢や発送スケジュールはワクチンの状況などにより、国からの指示のもと、変更となる場合があります。
  • クーポン券はおひとりお一人にお届けします。(世帯ごとのお届けではありません。)
  • 多くの方を対象にお届けするため、発送からお手元に届くまでの時期は市内でもバラつきがあります

4月以降 高齢(65歳以上)の方のワクチン接種開始
 現時点においては、4月から高齢の方を対象とした接種が開始予定です。高齢者の接種後に、意基礎疾患のある方などへの接種を行います。その後、一般の方の接種が開始となりますが、時期は未定です。


ワクチンが日本に、いつ・どれだけ届くかも、よくわからない状況のため、「以降」のような表現になってしまうのは、致し方なし。

クーポンの発送時期(3月中旬以降)や、送付先(世帯ごとでなく、おひとりお一人)がわかっただけでも進歩です。

一方、「案内文も同封予定」とあるものの、「予診票(問診票)」については触れられていないため、(国レベルから)まだ検討中なのかと思われます。
新型コロナ: ワクチン接種、予診票事前送付 円滑実施へ政府検討: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE286SW0Y1A120C2000000

ワクチン接種 接種クーポン送付の際に予診票同封も検討 政府 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210129/k10012838411000.html 
予診票が同封かどうか、大したことではないように思われるかもしれませんが、
特に集団接種を検討されている(どちらかと言えば多数の)自治体にとっては、
会場で問診票を渡して、その場で記入してもらうのか(≒記入スペースや人数分の時間確保も必要)、
事前に記入して持って来てもらえるかで、準備が大きく変わってきます。



ところで、僕は豊橋市のワクチンスケジュールを地元ニュースで知りました。
そこでまず思ったのは、「あれ、選挙管理委員会の職員?」と。

ここからは本記事のタイトルでもありますが、雑談です。
豊橋市はこの2月からワクチン接種に備えて「感染症対策室」を設置することを表明していました。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/81939.htm

10万円の給付金の際も「特別定額給付金対策室」を設置しており、新たに「室」を設置すること自体は妥当に思われました。

ここから推測の度合いが強まります。
この記事の発表を「選挙管理委員会」がするのはおかしいので、これは新設の「感染症対策室」による記者会見と思われます。

ということは「感染症対策室」の応援に、選挙管理委員会の職員が行っていると思われます。
意外に思われるかもしれませんが、この応援、僕はかなりベストに近い適材適所でないかと。

「ワクチン」なので医療関係と選挙がどう関係しているのか、と思われる方も多いでしょう。
しかし、今回の住民接種は圧倒的に「ロジ」が課題です。
ロジとは「ロジスティックス」の略です。
ロジスティクス(英: logistics)とは、原材料調達から生産・販売に至るまでの物流、またはそれを管理する過程である。(略)

もともとロジスティクスは兵站を表す軍事用語であった。軍事用語としては、作戦計画に従って兵器や兵員を確保し、管理し、補給するまでの全ての活動を言う。前線で戦闘に従事する前方業務に対して、後方業務または後方支援と呼ばれる業務領域を指す。その後、産業構造の高度化により、ビジネス用語としても用いられるようになった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ロジスティックス
今回の住民接種は、昨年あれだけ話題になった「全世帯への10万円(特別定額給付金)」よりも、
かなり複雑なロジと情報管理が必要になります。具体的には、
  • 優先順位別の接種対象者のリストアップ
  • 優先順に全市民に「クーポン」などの印刷、送付
  • 接種会場の確保
  • 医療人材を含む人材の確保
  • 接種会場ごとの接種者の割付
  • 接種情報の管理(誰がどのワクチンを接種したか※同じワクチンを2回打つため)
などが想定されます。
これ「医療人材の確保」以外、かなり選挙に似ています。
  • 有権者のリストアップ
  • 投票案内の全市民に郵送
  • 投票所の確保
  • 投票所の人材確保
  • 誰がどこで投票したかの情報管理(二重投票を防ぐため)
  • 他(開票作業、選挙公報の全世帯配布、選挙ポスター掲示場の設置など)
解散総選挙の場合、これをいきなり実質1か月ほどでやる必要があります。
ロジに関するノウハウが最も蓄積されている部署が選挙管理委員会ではないかと。

「全市民(全世帯)に」という意味では他にも、徴税や社会保険関係、上下水道(料金徴収)などの部署にもノウハウはありそうです。しかし、これら例年通りの通常業務があります。

しかし(少なくとも豊橋の)選挙管理委員会は、今年は衆議院の(解散)総選挙しかなく、比較的余裕がある時期です。
(逆にもし4月解散とかになったらデスロードに...)



というわけで、今回の豊橋の応援体制(推測)は、期待が持てます。
また、総務部(選挙管理委員会)から健康部(保健所)への、部を大きく超えての応援にも好感が持てます。

豊橋市は、個別接種を軸に検討、とかなりチャレンジングな検討を進めており、
それと併せて前向きに、市政を見て行きたいと思います。

では!