豊橋市議の長坂です。
僕はまだまだでした。

さて、豊橋市長選挙、浅井候補がご当選されました。
浅井新市長、おめでとうございます!

最終的に、
鈴木氏: 10,034
浅井氏: 68,977
佐原氏: 48,085

と、2万票以上の差を付ける大勝であり、
過半数を超える得票率と併せ、堂々たる勝利に感服いたしました。

先のブログと比べると(●基礎票、○浮動票、それぞれ5千票)、
投票率40%:12万人(●15・○9)
佐原(現職):●●●●●●●●●○○ 5.5万
浅井(新人):●●●●●●○○○○○ 5.5万
鈴木(新人):○○ 1万

 - 政党の応援?票読み?豊橋市長選挙と岡崎市長選挙を比べてみた。
http://nagasakanaoto.blog.jp/201104.html 
今回の結果は、

投票率43%:12.7万人(●15・○11)
佐原(現職):●●●●●●●●●○ 4.8万
浅井(新人):●●●●●●○○○○○○○○ 6.9万
鈴木(新人):○○ 1万

と、佐原氏は基礎票をなんとか固められた、浅井氏は浮動票の8割ほどを獲得できた。
そんな結果となりました。



佐原市長の任期は11月16日(月)までのため、来週から浅井新市長となります。

浅井新市長、就任早々やらなくてはいけないことが、山積みです。下記が主な3つです。

ひとつめ、第6次総合計画の策定(実質、見直し)です。

「総合計画」とは、豊橋市全体の計画の中で最も上位の計画である10年計画です。
2021~2030年度が期間となる第6次総合計画を、昨〜今年度に策定中しており、今はもう大詰めです。

当然に、現時点では、現職の佐原氏の意向が強く表れた計画となっています。
これを浅井市長が公約に掲げた、様々な施策を実現させるための計画へと、急いで塗り直さないといけません。
また、これらに紐づく各種の新計画も絶賛策定中なので、本当に大変です。

しかし正直、新カラーを存分に出せる、総合計画策定のこのタイミングでの新市長ご就任、うらやましく思います。



ふたつめ、新副市長の人選

一般的に、市長が変わるとき、現市長が選任した副市長は辞表を提出するのが慣例のようです。
(しかし、豊橋の歴代副市長を見ると、市長の任期とずれて年度末で退任されている方がほとんどのため、豊橋市は違うかもしれません)

いずれにしても、2人いる副市長のうち、市役所OB(いわゆる生え抜き)で佐原氏と保育園~高校の同級生という金田副市長の任期は今年度末(2021年3月)、
国土交通省からの有野副市長の任期も2021年6月末までであり、もう1年を切っています。

これまで通り、生え抜き1名・国交省1名の体制とするのかも含めて、人選を進めていかなくてはなりません。

ちなみに国交省からの副市長は、同じく国交省OBの佐原氏の影響というわけではないようで、その前任で社会党系の早川前市長の際も、1名は国交省(旧建設省)からでした。

余談ですが、長坂は市議会で、副市長の多様性(年代・性別・経歴など)のため「副市長3人体制」も提案しており、この機会にぜひご検討をいただきたいものです。

(参考)歴代副市長
https://www.city.toyohashi.lg.jp/5584.htm



みっつめ、新年度の予算編成(こちらも実質、見直し)

11月という時期は、市役所内の各部署から財政部局に出された来年度(2021年度)の予算要望に対し、査定が始まっている頃です。

こちらも同じく、浅井市長の公約実現のため、見直していかなくてはなりません。
大きなものでは、給食費の無償化であり、そのための10億円近い財源の捻出もです。

下記は、長坂が市議会で度々見直しを訴えてきた佐原市政の施策です。
  • シティプロモーション全般(ええじゃないか映画祭、課金スマホゲームPRなど)
  • 豊橋まつりにおける総合プロデューサー職の廃止
  • 各種の第3セクター(サイエンス・クリエイト、とよはし新電力会社など)
  • 植物工場関連
  • 様々な外郭団体への補助金・交付金
  • 新アリーナ
  • 各種の独自開発アプリ
  • マイナンバーカードを使った(普及のための)職員の出退勤管理システム
などなど。
これでも、10億円にもなるかという給食費の無償化には全然足りません。

是非とも浅井新市長のご手腕で、佐原市政に大きな大きなメスを挿れていただきたく存じます。



私自身、変化は不安よりも期待が膨らむタイプです。
浅井新市政と、まずは次の市議会である12月の定例会で相見えることを、楽しみにしております。

そして改めて浅井新市長と応援された皆様、おめでとうございます!

では!