豊橋市議の長坂です。
「良薬は苦し」、劇薬は甘いのでしょうか。

(追記)
その後、一旦公約化され、その後、取り下げられました。
(追記 公約取り下げ)[速報]豊橋市長選挙、鈴木みほ氏「コロナ緊急対策!全市民5万円追加給付!」公約化へ。10/26(月)ユーチューブ公開討論会。 - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/201023.html 
(追記おわり)

さて、先日、下記のようなブログを書きました。
岡崎市長選挙「全市民お一人5万円」の新人が、3期目を目指す、自民・公明・国民・連合・立憲・新政あいち全乗りの現職を破る
http://nagasakanaoto.blog.jp/201021.html 
201019_002355
結語に「そして、全国の他の選挙への影響も」としたように、豊橋市長選挙にもその影響が表れはじめました。

豊橋市長選挙で名前の上がっている、Aさんのフェイスブックページで次のような発言が。
201022_01
豊橋市も市民全員に5万円!
岡崎ができるのです
豊橋もできますね!
ハコモノ財政から生活財政へ
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=3411992045560776&id=2106433109450016
予想・・・というより懸念したことが、早くも現実になるかもしれません。
201022_shichoukouhou_01
(PDF)https://www.city.okazaki.lg.jp/1300/1670/p026779_d/fil/shichoukouhou.pdf

もしAさんが「市民全員に5万円!」を、正式に「公約」として採用し、上記の岡崎市長選挙のポスターや選挙公報のように、市民への最低限の周知に間に合ったら、今でさえ「見えない」豊橋市長選挙の見通しは、より「混迷」します。

Aさんが本当にこの公約を採用した場合、Bさんへの批判票が、より明確に「分かれ」AさんとCさんに投票されることが予想されます。もしかしたら、AさんがCさんを上回ることもあるのでないか、という凄みが岡崎市長選挙の結果からは、感じられます。

もしそうなったら、Cさんも、選挙前にこの公約を採用せざるを得なくなるのでは。
そんなことになったら、未来の豊橋市政は・・・



きっと1年前であれば、このような公約は「荒唐無稽」と相手にされなかったのでないでしょうか。

ところが私たちは国からの「1人10万円」という「成功体験」を得てしまい、
更に、岡崎市長選挙で、当選という新たな「成功体験」を目にしました。

岡崎市の場合、1人5万円なら、人口約38万人として、190億円が必要になります。
豊橋市も同程度の人口規模のため、金額は同様です。

岡崎市政をチェックする、岡崎市議のみなさまは本当に悩ましい決断を迫られることでしょう。

豊橋市については、とてもこんなお金を捻出できる状態ではない、というのが私の認識です。
借金(市債)をするにしても、未来の豊橋市民に対して、本当に許されるのか・・・

にも関わらず、豊橋市は、佐原市長がユニチカ跡地を「返還請求しなかった」「63億円を請求せず控訴した」ということから、
「余裕があるんじゃないか」と思われている方が少なからずいるようにも感じられ、
国から「1人10万円」の経験と合わせ、「1人5万円」いけるのでないか、と思われる方も、
蓋を開けたら、岡崎と同じくらいに、あるいはそれ以上にいらっしゃることも、ありえます。



豊橋市長選挙がどのような結果になっても、
市議会議員として厳しい判断が迫られることも予想されます。
しかし、僕はこれからも、何が本当に豊橋市民のためになるのか、
未来の豊橋市民にとって良いのか、考え続けていきます。

では!