豊橋市議の長坂です。
3密回避イベントのお知らせです(2件)。
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https://www.facebook.com/groups/644419289745297/permalink/669891920531367/ 
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http://tori1.jp/index.html 


さて、新型コロナウイルスの影響による社会の大きな変化が、数字でも少しずつ見え初めて来ました。

まず、大気汚染。
空気がきれいになりました(一時的かも)。
世界の都市の大気汚染、ロックダウンで異例の改善
https://www.cnn.co.jp/world/35152821.html 

(CNN) 世界の都市で新型コロナウイルス感染拡大を抑えるためのロックダウン(都市封鎖)措置により、大気汚染がかつてないほど軽減したとする新たな報告書が発表された。
コロナで大気汚染が急減、科学者も驚く効果 -WSJ
工場停止と渋滞解消でサンフランシスコの二酸化窒素レベルは20世紀前半以来の低さに
https://jp.wsj.com/articles/SB12496300001534684224104586370543133376626

大気汚染が少なくとも70年間経験しなかったレベルに低下
4月22日は地球の日(アースデイ) 新型コロナで地球環境は改善か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-00014720-weather-soci&p=2 

日本の大気汚染物質も減少
黄砂やPM2.5などの大気汚染物質の監視や予測を行っている、ウェザーニュース予報センターの解析によると、日本でも3月の大気がきれいになっていることが分かりました。
これはある程度、予想できたことです。
経済活動がほとんど極限にまで制限された結果として。

このような見通しも示されています。
20年エネルギー需要6%減 各国で都市封鎖継続、IEA推計 再生エネは微増 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200502/k00/00m/020/208000c 

エネルギー源ごとの世界需要は、石油が1日あたり930万バレル減少し9%減。石炭は電力需要が5%落ちたことで8%減少し、第二次世界大戦以降では最大の下げ幅になると予想した。天然ガスは5%下落し、原子力もやや下がる。バイオ燃料も国際的な輸送制限から減少するという。
化石燃料の使用量が減れば、当然に大気にも影響があると思われます。



続いて、自殺です。
驚いたのですが減りました。
但し、これは一時的で今後反発があるかもしれません。
4月の自殺者数、前年比約20%減|TBS NEWS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3977832.html 

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、家族ら同居する人が外出せず家にいることや、職場や学校に行く機会が減り、悩むことが少なかったことなどが要因とみられています。
「職場や学校に行く機会が減り、悩むことが少なかったことなどが」とは、何とも複雑な感じです。

しかし、この自殺は一時的、という見方もあります。
戦争や災害時には自殺者が減る、という研究があります。
2.自殺と戦争
 デュルケームは「戦争が自殺の増加に抑制作用をおよぼす」 といったことで有名である .太平洋戦争の戦前,戦中における自殺の減少は,まさしく彼の説に一致する.さらに時代をさかのぼれば,日露戦争(1904−05)と第一次世界大戦(1914−18)の時も,小規模ながら自殺の減少が認められている.これらの点を考慮すれば,デュルケームの説は正しいといえよう

 - 日本における自殺の精密分析(自殺 分析 日本):(東京都健康安全研究センター)
http://www.tokyo-eiken.go.jp/sage/sage1999/ 
災害の後は「ハネムーン期」と呼ばれ、連帯感が強まるなどして自殺が減る次に、被災者の立ち直り状況の個人差が広がる「幻滅期」となり、自殺が増えることは、過去の災害の先行研究から知られていた。

 - 震災「復興期」に高い自殺率 「幻滅期」後の16年以降:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN396GGFN2NUNHB01C.html 

一方、景気(失業)と自殺には「悲しいほど」のシンクロ(相関)が示されています。
失業者が増えると自殺者も増え、失業者が経ると自殺者も減少する、その見事なまでのシンクロは悲しいほどである。

 - 自殺者数と景気の関係 - 調査結果 - NTTコム リサーチ
http://research.nttcoms.com/database/data/000585/ 
今後必要(まだ間に合うかも)なのは、自殺対策です。
実際に「自殺対策強化月間」の翌月に大きく自殺が減った実績もあるようです。
やはりこれも2010年からになるが、政府は、日本で自殺が増える傾向にある3月を「自殺対策強化月間」に定め、(略)翌月に自殺者数が前年同月比で16%減少し、当時過去最大の下げ幅を記録した。

 - 昨年の自殺者 減少の理由(清水康之) - Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/yasushimizu/20130117-00023089/


最後、出生について。
これについては、まだ明確なデータは出ていません。

しかし、既に日本生殖医学会は、新型コロナウイルスの影響が未知であることから、「可能なら人工授精や体外受精などの延期を考慮するよう求める声明を発表」し、厚労省もこれに応じた対応をしています。
専門医らでつくる学会は、妊娠後に感染すると治療に苦慮することが予想されるとして、可能なら人工授精や体外受精などの延期を考慮するよう求める声明を発表した。(略)

声明では「母体から胎児への感染の可能性は不明」「妊婦の感染リスクが高いとはいえない」としつつ、感染すると重症化する可能性が指摘されており、感染者に試験的に投与されている薬の中には妊婦に使えないものがあると説明。感染が急速に拡大する危険性がなくなるか、妊娠時に使える予防薬や治療薬が開発されるまでの間は延期考慮を求めた。(略)

厚生労働省は9日、治療費助成の年齢上限を20年度に限って緩和すると発表した。これまで助成対象は治療開始時の妻の年齢が「43歳未満」だったが、「44歳未満」に変更。妻が40歳未満の場合は通算6回まで、40歳以上なら通算3回までとの条件も「41歳未満」「41歳以上」とした。

 - 不妊治療、延期に戸惑い コロナ感染リスクで学会要請:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58295210R20C20A4CE0000/
これだけ見ると、出生の低下も懸念されます。
一方、外出自粛の影響による別の見方もあるようですが、果たして・・・

では!