豊橋市議の長坂です。
検察上層部の定年延長が話題です。
豊橋出身!検察トップ(検事総長)を目されていた林真琴さん。 - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/200222.html
さて、4月30日(木)の豊橋市議会(臨時会)にて、佐原光一氏が豊橋市長の給料月額を来年3月末までの11ヶ月分「10%減」とする条例案を提出されました。理由は、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による市民生活への影響等に 鑑み、
ということです。

市長の月額は、109.1万円のため、10%は10.91万円。
11ヶ月分では、120.01万円(つまり、1.1ヶ月分)です。

しかし、現在3期目の佐原市長は、初出馬時より3期12年(今期まで)までとする、多選禁止を掲げておられます。
豊橋市長の任期は11月半ばまで。それ以降は次期市長の給与となります。

つまり、現在の任期での減額は、約6.5ヶ月分の71万円ほど。
残りの約49万円は、次期市長の減額です。

このような任期を越える減額は、豊橋市で前例なく、
他市の事例も把握できていない旨を、市議会で聞き、確認しました。

現職の市長が、自身の任期を越えて、次期の給料にまで影響を及ぼすのは不適切であり、
それは次期の市長がそのときに自らの姿勢を示せばよい、と私は考えます。



そのため「改正案」を提出しました。
それは減額する合計額はそのままに、任期を終えるまでに120万円を減額し終える、という案です。

具体的には、
(原案)10%減 × 11ヶ月(5月~来年3月分)=約120万円
(改正案)20%減 × 5ヶ月(5月~9月分)+10%減 × 5ヶ月(10月分)=約120万円

結果として、この改正案は、全ての主要な市議グループ(交渉会派と言います)である、
自民党・公明党・まちフォーラム(旧民主党系)・共産党を含む、大多数の反対で認められませんでした。

そのため市議会も、この市長任期を越えての次期市長への減額を認める、ということになりました。



また、この条例案では併せて、副市長(2名)と教育長も同様の対応をすることが記されています。
この御三方については、3名とも来年3月末までに任期を越えません。

しかし、そもそもこの御三方は、公職選挙法に依る「寄附の禁止」を受けないため、
条例なくとも、それぞれがご自身の判断で、好きな金額を「返納(市に寄附)」することもできます。



最後に、市長は任期満了を迎えるため、今年の予算には、
3142.1万円の退職金があります。

市長任期は4年で、退職金はその都度あるため、
4年前も、3142.1万円、
8年前も、3142.1万円、
が、計上されておりました。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/8815.htm
(市議には退職金ありません)

また、こんな話もあります。
豊橋の佐原市長、自身への用地買収金額「個人情報」理由に明かさず。 - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/200306.html 
では。