豊橋市議の長坂です。
もし地元でもアメリカ中間選挙があったら共和党と民主党、どちらが勝つのでしょう。

さて、このブログを読んで、もの申したくなった方は、11月30日までパブリック・コメントを募集していますので、そちらに意見をぶつけていただけば何かが変わるかもしれません。
第2次三遠南信地域連携ビジョン(新ビジョン)に関するパブリック・コメントについて
http://www.sena-vision.jp/news/111.html


三遠南信とは、愛知県東部(東三河)と静岡県西部(遠州)、そして長野県南部(南信州)3県の県境エリアを総称して指す言葉です。
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いずれも県庁所在地を含まない3県のエリアがともに連携して発展していこう、という取り組みが今でも続いており、先日第26回(26年目)の「三遠南信サミット」が豊橋市で開催されました。

目下の取り組みは、今後12年間、2030年までの「第2次三遠南信地域連携ビジョン(新ビジョン)」の策定です。



昨年のサミットで示された「基本方針等(案)」では、「LGBTパートナーシップ制度の導入」という文言が盛り込まれていました。
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http://www.sena-vision.jp/sena/summit/no25.html
(「分科会資料」より)

ぼくはこれに驚嘆し、ビジョン策定委員長に「ぜひそのまま残してほしい」とお伝えし、委員長からも前向きなお答えをいただいた・・・と記憶していました。

しかし、今年サミットで示された「第 2 次三遠南信地域連携ビジョン(案)」からは、見事にその言葉が欠落。LGBTに関する記載は、「第 1 章 ビジョン策定の目的」の中の、次の1箇所のみ、となりました。
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職場や地域社会において存在する様々な偏見や差別の障壁を取り除き、女性や高齢者、外国人、障害者、LGBT * などあらゆる人材が活躍でき、多様性を受け入れる社会環境づくりが求められます。

昨年度資料の同等の箇所「推進方針2」については、次のように。
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http://www.sena-vision.jp/news/111.html
(「第2次三遠南信地域連携ビジョン(案)」より)

もうほとんど、日本国憲法第14条を復唱するに留まる程になりました。
日本国憲法 第14条
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。


既に昨年度段階で「LGBTパートナーシップ制度の導入」については、東三河の行政関係者から、次のような意見が寄せられていました。
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http://www.sena-vision.jp/sena/summit/no25.html
(「分科会資料 別紙」より)
「LGBT パートナーシップ制度の導入」はかなり具体的であり、地域全体の意向調査が必要である。まずは、LGBT に対して偏見を持たせない教育や啓発などによる相互理解から始めてはどうか。(東三河・行政)
その後、「地域全体の意向調査」がされたと把握していませんが、今年示された「第2次三遠南信地域連携ビジョン(案)」から、その文言は欠落しました。



このブログを読んで、物申したくなった方いらっしゃいましたら、11月30日まで意見募集(パブリックコメント)をしていますので、お住まいの地域に関わらず、ぜひお気持ちをぶつけていただければと存じます。
募集期間
平成30年11月1日(木)~平成30年11月30日(金)

提出方法
  • 郵送、FAX、電子メールでお寄せ下さい。
  • 書式はありません。
  • ①住所、②氏名、③連絡先(電話orメール)、④ご意見の4点を必ずご記入ください。
  • 電話または口頭でのご意見の受付、ご意見への個別の回答はいたしませんので、ご了承ください。
  • ご意見の提出に伴い取得した住所・氏名等の個人情報は、適正に管理し、ご意見の内容に不明な点があった場合等の連絡・確認の目的に限って利用します。
提出先
〒430-8652 浜松市中区元城町103-2 浜松市役所企画課内 SENA事務局あて
FAX:050-3730-1867  メール:sena@clear.ocn.ne.jp 
この職務についてよくわかったことは、声に出しても施策実現に至るにはなかなか難しいけれども、出さない声はもっと届かない、ということです。

では。