豊橋市議の長坂です。
手筒花火上げる人は、火傷を自慢しがちです。

さて、たぶんこれまで20本以上の手筒を上げています。

そして意外に多くの方の関心事が手筒花火での火傷。
これについて、体験談と先輩方からの言葉を元に、説明を試みます。
(つまり、ぼくの言ってることが全て正しいかはわかりません)



まず、よく火傷をする箇所。

これは、頭・首(うなじ)・左手の甲(特に親指側)です。
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頭と首(うなじ)はわかりやすいと思います。
左手の甲は写真の通り。このような姿勢・持ち方のためです。

首(うなじ)については、もっと胸を張ればもしかしたら、首に火の粉が落ちないかもしれません。



大きな火傷になりやすい箇所について

大きな火傷になりやすいのはどういうときか。
それは火の粉が下に落ちずに、身体上にとどまってしまうときです。

先ほどの、頭・首(うなじ)・左手は、火の粉が落ちやすいので、実はそれほど大きな火傷になることがありません(体験談)。

ではどんなときに大きな火傷になりやすいか。
それは火の粉が服の中に入ってしまったとき。
これは落ちずに留まるので、本当に熱い!!!
ぼくも最も大きな火傷は、背中の腰辺りにあります。

また、首(うなじ)も法被の襟で引っかかってしまうと、火の粉が落ちない可能性があります。



雨(水)について

雨で手筒花火が中止になることはよっぽどありません。
(強風の場合は、主に観客の安全面から中止がありえます)

今年の手筒花火も雨と重なってしまいました。
「雨の方が熱くないんじゃないか」
と思われるかもしれませんが、火傷的には逆です。

雨の場合、火の粉が固まりがちで、大きい火の粉が身体に落ちてきた場合、大きい火傷になりがちです。

また、手筒花火をはじめた当初に言われたのが、「頭を濡らすな」。
頭(髪)を濡らして行った方が、耐火性が高まる気がしますが、これも逆。

水によって、火の粉が頭から落ちずに留まってしまい、大きな火傷につながりやすいです。

一方、頭にタオルや手ぬぐい、あるいは帽子をかぶることは火傷対策として有効です。

しかし手筒花火は「度胸試し」の側面があるため、上げはじめに「タオルはださい」と言われた僕は、いちばん最初こそ怖くて手ぬぐいしましたが、今は抵抗があります(そして今年も頭に火傷をつくりました)

はじめて、頭に火傷をつくったとき「もうここから髪の毛が生えてこないのでは」と心配になりました。
しかし、これまで頭に火傷を度々つくりましたが、その箇所に髪の毛が生えなくなったことはありません。
むしろ、かさぶたの下から髪が生えてきて、かさぶたが持ち上がります。



「度胸試し」と言う意味では、シャツを着ないで、法被の下はサラシや腹掛のみ、という方もいます。
でも先ほどの「服に入らない」という意味では、もしかしたらそちらの方がよいのか・・・も。

来年、挑戦してみようかしら(悩みます)

では!