豊橋市議の長坂です。
大学4年のとき、2週間だけ「先生」やってました。

さて、9月の議会(定例会)で、鈴木博議員からこんな質問がありました(要旨)。
10数年前に、議会から行政側に対し議員を「〇〇先生」と呼ぶのをやめてほしいと要望しました。(略)改めて徹底を…
(おおっ)と。

ぼくも、職員が議員を「先生」と呼ぶことを良いと思っていません。
またぼく自身も「先生」と呼ばれることを好みません。

議員になってしばらくは「先生」と呼ばれたら「やめてください」と返していました。
だんだんキリがないので「やめてください」という頻度が減っていました。
しかし、これを機に再開しています。



職務上、もっとも話をするのは職員の中でも、管理職(課長補佐以上)がほとんどです。
親子でもおかしくない年の差ですし、実際に同級生の親もいます。

そんな「子どもみたいなやつ」を、ためらいもなく「先生」なんて呼ぶの、ぼくはこわいです。

市長をトップとする市役所(執行機関)と、議会は「二元代表制」というように、対等な立場です。
誤解される方がいますが、議員は職員の上司ではありません。
もっと言えば、議員は「市役所」という組織の外の人間です。

対等であるからこそ、職務上はぼくも年齢関係なく「市民の代弁者」として、言うべきを言っています。
そして、同様に対等であるからこそ、職員にもそんな簡単にへりくだってほしくありません。
もちろん、双方が相手に対するリスペクトは必要です。



簡単に「先生」という方は「肩書き」に敏感な方だと感じます。
ぼくが「警戒」しているのはこの点で、そういう方は上下関係に鋭く、自分の肩書きで威を振るい、簡単に「先生」と言う一方、部下に対しては、すごく横柄なのではと思うからです。

ぼくは何十年と豊橋に関わっていくつもりなので、今の熱意ある若手やこれからの新卒たちが、「冷めず」「腐らず」「干されず」に、英気を養い、心を研ぎ続け、彼らが管理職になるまでその「熱さ」を持ち続けてくれることが、これからの豊橋市のために重要だと考えています。

だから先輩上司のみなさまにも、しっかりと後進に耳を傾け、自主性・自律性・自発性を養っていただきたく存じます。

若手のみなさまは、上司があまりに変わらないことをよしとして「いやいや」というなら、相談に来てください。豊橋市のためになると思えることであれば、微力ながらぼくもいっしょに上司に「いやいや」と言いに行きます。

では!