豊橋市議の長坂です。
なぜ魚住主将はあそこで「はらたいらさんに3000点(どーん)」と言ったのか(スラムダンク)。

さて、婚活、離活、朝活、終活、妊活、保活などなど…、
日々年々増殖する「◯活」、一説にその元祖は「就活(就職活動)」とあります。
これらの造語の中で“元祖”となったのが、就職活動の略である就活。学生の間ではすっかりおなじみです。全国紙の新聞記事データベースで調べられる最も古い例は1995年5月27日付産経新聞(略)

増殖する「○活」、背景に何が 「活」一字に新たな… : NIKKEI STYLE
https://style.nikkei.com/article/DGXNASDB11001_R11C12A2000000
先日、豊橋夜店の起源を探るため、明治の新聞を眺めていました。
そしてなんと!
100年以上前の「◯活」を見つけました。
19090605_04
(明治42年(1909年)6月5日、新朝報)
19090605_04s
胃 活 !!
19090605_04ss
胃病は万病の本なり
とは独国博士ボアース氏の格言であるでかあって人の身体に栄養分を供給し栄◯分があって人間が生て居るのであるか養◯胃に故障があったら全身の機関に故障が出来て種々の病を引き起すのは当然らある。

浅川博士は
曰く胃には消化の外(ほか)肝要なる消毒作用があるから強壮(?)なる胃液の作用に逢えば微菌と雖も忽ち滅殺される而して胃活或が胃活錠は根本より胃の疾病を治し消化消毒の両作用を完う(まっとう)せしむる偉大の効力はある
19090605_04s
医薬用胃活錠とは
従来の胃活を加減して新特効薬を加え目下欧米に賞用(もてはやし)せらるる新式の錠剤としたるものにて飲むに湯水等を要せず携帯に便也(べんり?)主として医薬用として作られしが四方の需(もとめ?)により廣く販布す

胃活と胃活錠 効能は
胃弱 りう飲(溜飲) 胃カタル 胸いた しやく 腹はり 胸つかえ 食進まず 食進み過 食傷(しょくあたり) むかつき 胸やけ げっぷ出 二日酔 通じなさ 其他(そのほか)一切の胃病に奇効あり・・・試み玉え(こころみたまえ)

注意
薬は必ず思い立たる◯買玉え
薬は可成高きものを買い玉え
胃活錠定価一円、六十五銭、四十五銭、二十五銭、十銭

本舗
東京都銀座一丁目 山田安民薬房
大阪南久◯寺町ニ 山田安民薬房
請売所全国各薬店にあり

豊橋市札木
代理店 小原薬店
(長電話六九番)振替口座(八七七)
◯売店 豊橋市松葉南町 佐久間薬店
「食進まず」「食進み過」「通じなさ(おそらく便秘?)」などに日本語の機微を感じます。
一方、「注意」では、思い立ったらすぐ買え、高いものを買え、とかなり積極的な売り文句です。
(高い方が量が多くて、お得なのかも)

(※ほとんどの旧字を新字に。判読不能字は「◯」で記しています。間違いがあればこそっと教えてください。随時修正します)



「◯活は豊橋発祥!」と言えるかと思ったところですが、残念ながら東京・大阪に「本舗」がある薬屋さん発ということで、調べてみると、北海道旭川にまで広告が進出していた様子。
『胃活』の広告|もっと知りたい!旭川
https://blog.goo.ne.jp/atusinasu/e/516fe985db05f3be09da13ece555339a
そして「胃活」で一世風靡した「山田安民薬房」さん、
なんと、今も残る有名企業でした!
1899年(明治32年)2月22日
大阪で信天堂山田安民薬房創業。資本金3,000円。
胃腸薬「胃活」発売。安民は「万病の元は胃にある」との確信を得、効き目のある胃腸薬の発売こそこれからの日本に必要と考えました。胃活は「五大軍医合議製剤」と銘打って発売され順調に売上を伸ばしました。

歴史沿革1899年~1969年 | ロート製薬株式会社
http://www.rohto.co.jp/company/history/1899-1969/

なつかしい。。

では!