豊橋市議の長坂です。
予算委員会、真っ最中です。

蓋を開けてみたら、あまりのことで大変にショックを受けています。
特にショックなのが、こちらです。
会計検査院「2種類の文書気付いていた」 | 2018/3/12 - 共同通信

決裁文書の書き換えを巡り、会計検査院は12日、野党の会合で「財務省から提出された書類は基本的に書き換え後のものだった」と説明し「2種類の文書が存在することには検査中から気付いていた」と明らかにした。
https://this.kiji.is/345810772180468833
そして更にこれ。
国交省も書き換えを確認 | 2018/3/12 - 共同通信

国土交通省は12日、野党に対し、書き換え疑惑が報じられた後、財務省から送付されていた文書と国会議員に配られた文書を照合して書き換えに気付き、「異なる部分があると財務省に通知した」と明らかにした。
https://this.kiji.is/345812533804008545
「組織的」どころか、組織をまたいでいました。
 
特に、前者の会計検査院については、チェック機関です。
そのチェック機関ですら、機能しなかった。

行政府(官僚機構)の危機です。



「進退」や「辞職」を問う声が強まっていますが、
「首」を替えて終わり、というレベルでありません。
むしろ、それで終わらせてしまってはいけない。

「責任」は「全容解明」と絶対的な「再発防止(組織改革)」。
後者は、省庁再編レベルまで視野に、ものすごく時間がかかりますが、
少なくとも前者「全容解明」をしっかりとしてからの「進退」としていただきたい。



ぼくも一人の議会人です。

なんのために議会で質問をするかと言えば、
行政(市役所)からの答弁で「情報」や「約束」を引き出すため。

その最低限の大前提が、議会での答弁は
「ウソは言っていない。真実である」
ということです。

それを覆されてしまったら・・・
今回のニュースほどやるせない気分になったことはありません。
悲しいです。

自殺された財務省の方が生前、親族に言ったという
自分の常識が壊された
その意味が少し、わかった気がします。

テレビの中で「民主主義が根幹が覆された」と言う人がいますが、
今回ばかりは、ぼくもその通りだと思います。それほどの事態です。

「記憶にありません」も、
真っ黒な文書「ノリ弁」もきらいですが、

ウソをつくくらいなら「記憶にありません」
文書を改ざんするくらいなら「ノリ弁」の方が、
はるかにずっとずっとましです。



毎年この時期3月、ブログ更新が滞ってしまうのは、
3月定例会、特に毎日のように予算委員会で質問するため、
うちに帰る時間は極小、議会準備に追われるためです。

少しでも「マシな」「前向きな」
行政に変化が起きる答弁を引き出すのに、
ギリギリまで粘っています。

ただ今回の件は、気持ちの整理のためにも、
ブログに認めておきたいと思いました。

豊橋市議会の答弁では、
そんなことは100%ない、
と祈りたい、信じたいです。

では。