豊橋市議の長坂です。
最近、走り始めました。

さて、後輩の中で一番生意気(褒め言葉)な安部敏樹が、
クラウドファンディングで1500万円を集めて創設した新しいメディア
リディラバジャーナル
「大人の学校」を標榜しているそのメディアの「入学式」に行ってきました。
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会場は本当の学校(をリノベした施設)の体育館
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このこだわり、好き。
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「入学者」のみなさん。
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「校長先生」安部敏樹による、ありがたいお話。



リディラバジャーナルは「社会問題を構造化して伝えていくメディア」らしいのだけど、
ぼくがこの「構造化」について、説明できるほど理解していません。
(リディラバジャーナルより構造化のイメージ)
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https://journal.ridilover.jp/users/lp
この入学式の中で「構造化ワークショップ」がありました。

5人ほどの班ごとに、ひとりの「困りごと・悩みごと」を残りのメンバーがインタビューして、
上のようなツリー状にまとめていく、という。

年が明けたこともあり、目下ぼくの頭に取り憑いているのは「次の選挙」です。
それを話したところ、偶然同じ班にいた知人の安藤美冬さん※が、
「それいいですねー!それ聞きたいです!」
とかなり食い気味にご関心くださったので、それがうちの班のテーマに。

※3年前に偶然まちなかでお見かけして、軽くファンだった僕がお声掛けしてお知り合いに。
3年ぶりに再会したのですが、まさか覚えてくださっていて感激でした。
公式サイト:http://andomifuyu.com/
wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/安藤美冬



安藤美冬さんを含む他の班メンバーが、ぼくにいろいろインタビューしてくれ、答えました。
「負けたら無職」「お金がかかる」「多くの方にボランティアをお願い」「迷惑がかかる」などなど。

それらをひとつひとつポストイットに書き込み、
大きな紙に貼り付け貼り替え、ツリー状に「構造化」をして行きました。

おおよそできた!
という状態を見て、ぼくは納得しませんでした。

一番の理由が「負けたら無職」だったのだけど、本当にそうなの?
仮に「100%当選」としても・・・やはり選挙をやりたくない。なぜ??

そしてみなさんにこう説明しました。

「仮に絶対勝つとしても戦争ってしたくないじゃないですか。
 たぶん、そういうことなんですよ」

選挙って当選しても、ものすごく消耗する。
身体的にも金銭的にも精神的にも。
ぼくだけでなく、周囲も。

だからやっぱ、できることならやりたくない。

たぶん最も「100%当選」に近い存在、小泉進次郎さんだって、
きっとできるなら選挙したくないはず。



でも選挙って「やりたくないもの」じゃなきゃいけないんです。

だって選挙が「やりたいもの」だったら総理大臣や県知事、市長の
「解散権」が抑止力のないものになってしまう。

議会(議員)が、総理や首長に「やめてください」という不信任案を出すと、
総理や首長は、自分がやめるか議会を解散するかの選択をすることになります。

逆に言えば、議会(議員)は返す刀で自分たちが失職する可能性を承知でなければ、
簡単に「やめてください」とは言えない。

もし選挙が「やりたいもの」であったら、
選挙をやりたいがために簡単に「やめてください」と言いかねない。

だからやっぱり選挙は「やりたくないもの」でないといけない。

折しも昨年9月の衆議院解散時に小泉進次郎さんが、
慣例的に行われている「バンザイ」に疑問を呈し、実際にバンザイをしませんでした。
小泉進次郎氏、解散の恒例万歳せず「なくせばいい」
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201709280000832.html
もし選挙が議員の「やりたいもの」であれば、嬉しいから当然バンザイをしますよね。



「構造化」よりも、ぼくの「カウンセリング」または「自己分析」のようになってしまった、
リディラバジャーナルの入学式・ワークショップですが、
ぜひみなさん「校長」安部敏樹の熱い想いをお読みいただければと存じます。
これまで「社会の無関心を打破する」とリディラバで
社会問題の現場に訪れることができるツアー」等を8年やってきた安部敏樹が、
これだけじゃだめだ、と壁にぶちあたり、出した解決策がこの「リディラバジャーナル」。
賭け金としてオレの覚悟と人生だけだと全然足らないらしい。
どれだけレバレッジ掛けても「社会の無関心の打破」はできなさそうなのだ。
だからみなさんにも少しずつ共犯者になってもらいたい。
この「リディラバジャーナル」の展開、戦略や勝算について、
自分の言葉で説明できるほど、まだぼくの中で消化しきれていません。
けれども、
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リディラバジャーナルは、新しい「占い」を目指す。
(自分は誰か、何をしたいのか、に対する答えを社会の側から可視化する)
これには、感覚的に「すっ」っと胸に落ちるものがありました。



この生意気な後輩から、2度も書評を依頼されたので、
こちらも紹介しておきます。

元・東大生たちが天才と言う後輩の本とカンファレンスについて - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/160104.html
日本につけるクスリ
竹中 平蔵
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2016-12-16

頭のいい人と頭のいい人が書いた頭のいい人のための本 - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/161227.html
がんばれ、安部敏樹!

では!