豊橋市議の長坂です。
先日の授業で、中学生に「忖度」と言っても通じませんでした。

さて今、豊橋市政・市議会で最もホットなトピックと言えば、
新アリーナ構想です。
(第2アリーナ、多目的屋内施設などとも言う)
先の9月議会でも、1300万円の調査事業として
「多目的屋内施設を核としたまちづくり基本計画の策定」
が、議題に上がりました。

この1300万円のうち、半分の650万円は、
国の補助金「地方創生推進交付金」が見込まれていたわけですが・・・

まさかの選外。
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地方創生推進交付金の交付対象事業の決定(平成29年度第2回)について(平成29年10月13日)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/about/kouhukin/

確かにこちら、内閣府・地方創生推進事務局の書面にも豊橋市の名前がない。
ぐぬぬ。。。

今年3月、豊橋の佐原市長が首相官邸で安倍首相の前でプレゼンをするほどの
肝いり事業であったわけですが、
そんなことは全く「忖度」されることなく、
応募書類が適切に審議されたためか、豊橋市は選外へ。



「地方創生交付金があるから急いで」くらいの感で、
急に9月の補正予算に出てきた「多目的屋内施設検討調査事業」ですが、

その補正予算の前提財源であった、地方創生推進交付金650万円もなくなり、
「年度末までに」急ぐ理由もなくなりました。

補正予算そのものが見直される(≒事業凍結・先送り)のかわかりませんが、
調査をするにしても、これを好機と捉え直し、しっかりと腰を据え、
時間をかけてじっくり調査検討するのが、よろしいのではないでしょうか。

おそらくこの度審査された提案内容は、昨年度の豊橋市調査と、
経産省調査の結果を元に作成されたことが推し量られますが、
それがベースでは、交付金の審査で選に漏れる内容になってしまう、
という知見が得られたのは、ひとつの成果かもしれません。

では!