豊橋市議の長坂です。
「豊」が付く自治体は全国で24あるようです。

さて、東京に来ています。
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豊島区役所です。
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まるで壁のようだ
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のっぽの部分は再開発のマンション
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上に。
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できたて感がすごい。
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でも今回の目的はこちら。



先日、こんな記事が出ました。
性的指向と性自認に関連する人権擁護を目的とする「LGBT自治体議員連盟」が7月6日発足し、世話人でLGBT当事者の5人が、都庁で会見した。前田くにひろ・文京区議(51)がこの場で初めてゲイをカミングアウトし、「制度や理解を求めて、当事者として発信する必要がある」などと語った(略)

議連は、第1回の勉強会を7月27日〜28日、東京都豊島区で開く予定。
この勉強会に行きたいと思い、
記事の前田くにひろ・文京区議に問い合わせをしたところ、
対象が議員連盟に加入議員ということだったので、加入しました。

ちなみに「議員連盟」とは、
議員がなんらかの目的をもって結成する会の総称である。略して議連ともいう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/議員連盟
ということで、全国には様々な議員連盟が存在しますが、
ぼくとしては、はじめて議連に入りました。



申込の中に
「議会で行ったLGBTに関する質問と答弁」

という欄があったので、過去のものをまとめました。

LGBTという言葉を使っていませんが、
関連する質問も含まれています。
もったいないので、こちらにも掲載します。

勉強会には、各地から100名近い議員が集まっています。
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ぼくもしっかり勉強して、
豊島から豊橋へ還元していきたいと思います。
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渋谷区や世田谷区がつくっていたので、
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豊橋市バージョンもつくってみました。

では!


(まとめ)LGBTに関する質問と答弁

平成28年6月定例会
(質問)
LGBT等に関する現状と対応について
(1)LGBT等の本市の人口について
(2)LGBT等に関する本市の対応について
(3)LGBT等に関する本市が把握している市内での対応や取り組みについて
(答弁)
(1)本市として、LGBT等の対象となる方の人数は把握しておらず、個人情報の観点から、今後も市全体での把握は難しいと考えておりますが、ある研究によりますと、青年期、成人期のLGBT層の比率は、男性1.0%、女性2.0%という結果が出されておりますし、ある大手の民間企業による全国エリアを対象とした調査によれば7.6%と算出されたというように聞いております。

これを本市の人口で計算いたしますと、1.0%であれば3,800人、2.0%であれば7,600人、7.6%であれば2万8,880人という数値になります。

(2)LGBT等に関する専用の窓口はございませんが、心や健康、人権などに関する電話や面接による相談業務の中で対応することとしております。ただし、これまでには該当する相談案件の実績はございません。また、男女共同参画推進事業として、高校生への出前講座「デートDV講座」の中でLGBT等についても取り上げたこともございます。

(3)市の人権擁護委員が名古屋法務局豊橋支局で行う電話相談窓口で、人権擁護の観点からLGBT等に関する相談にも対応していますが、現在のところ、こちらのほうも該当する事案の実績はないというように聞いております。
(2回め質問)
(1)(2)(3)をまとめる形で、2点お聞きします。
一つ目、豊橋市がさまざまな性を含む多様性に寛容になることは、LGBT等の当事者たちだけでなく、まちづくりの観点から見ても重要だという認識をお持ちかどうか。
二つ目、その重要性を認識するならば、豊橋市として今後どのように対応されていくのか
(2回め答弁)
まちづくりの観点に立ちました、本市の今後の対応についてでございます。
性別、年齢、国籍などに捉われない多様性を認め合う社会は、誰もが住みやすい社会であり、まちづくりの観点から見ても重要な考え方であるというように認識しております。

そのような認識のもと、本市としましては、人口の多い都市部での動向や、国・県における対応を初め、国民世論などを注視するとともに、先進事例の研究やアンケート調査などを実施する中で、市民意識の把握など、本市での現状を踏まえた上で、どのように対応していくべきかを勉強してまいりたいと考えております。



平成28年9月定例会
多様な家族構成・家族の在り方への寛容性と、その支援・対応について(1回め省略)

(2回め質問)
現在、豊橋市としては、自分の子どもを持てない世帯への特別な対応をされていないこと。そのような世帯への希望に沿うのは、里親や特別養子縁組という制度があること。そして、それを管轄しているのは愛知県の児童相談所だということです(中略)

一つ目、豊橋市、広域連合を問わず、児童相談所を設置する、または民間事業者への補助や支援という形で今後より直接的に里親制度や特別養子縁組について、豊橋市としてかかわっていく可能性について。

二つ目、一つ目の可能性があるのであれば、少子化対策も視野に、これまでの日本国内の現状に比べ、より積極的に里親制度、特別養子縁組のマッチングを促進していくお考えはあるか、お聞かせください。
(2回め答弁)
 児童相談所の設置につきましては、現在、東三河広域連合において設置した場合の効果や市町村の役割分担など、さまざまな角度から調査研究を進めているところであり、設置に当たっては児童相談所が行う業務の一つとして、児童相談所を通じて本市も里親制度ですとか特別養子縁組と直接かかわることとなるものでございます。

 次に、積極的に里親制度、特別養子縁組を促進する考えについてでございます。
 現在、里親、養子縁組の推進や特別養子縁組制度の利用促進の在り方について、児童の福祉の増進を図る観点から、厚生労働省において検討会が設けられ、さまざまな角度から論議がされているところでございます。

 里親制度や特別養子縁組を含む養子縁組制度の推進は、さまざまな境遇に置かれた子どもたちの家庭的な養育を促す重要な取り組みであるとともに、推進に当たっては、そうした子どもたちと子どもたちを支えようとする人たちとが相互にマッチすることが大切であると認識をしているところでございます。


平成29年6月定例会
(質問)
豊橋市立家政高等専修学校について
(1)入学要件について
(2)今後の対応について
(答弁要旨)
(1)本校の学則には、「女性として豊かな社会生活に必要な教養を身につけさせる」という文言はあるものの、女性に限定するという明確な規定はございません。

(2)本校は、明治38年(略)そして昭和23年、老津家政学院として発足以来の100年以上の歴史から、女性のための学校という意識が広く豊橋市民に浸透していることもあり、これまで男性が入学した実績はございません。

しかしながら、今後につきましては、学則等の表現の見直しを初め、家政高等専修学校の今後の在り方について、幅広く議論していく必要があると考えております。

平成29年6月定例会
(質問)
ホストタウンとして東京五輪を迎える豊橋市の対応について
(1)LGBT等に関する対応について
(答弁)
昨年度末に取りまとめました男女共同参画に関する市民意識調査の結果では、LBGTについて、言葉も内容も知らなかったという回答率が49.1%で、ほぼ半数を占めており、市民への理解を深めることが最も重要であると考えております。このような結果を踏まえまして、本年度につきましては、市民への理解を深める新たな啓発事業を予定しているところでございます。

また、現在、改定作業を進めております男女共同参画行動計画ハーモニープランに、市民への周知を図る取り組みを盛り込んで、市民が性別にとらわれず、誰もが心豊かで安心して暮らせる環境づくりを最優先で進めることが重要であると考えております。まず、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に備えまして、本市においても、偏見をなくし、認め合うまちづくりを進めていくことが必要だと考えております。


(委員会等)

平成29年2月総務委員会
豊橋市地域強靭化計画(案)について
(答弁)
性的少数者の方々が東日本大震災及び熊本地震において、トイレ、更衣室などの施設面や洋服などの配給面などで課題となったことから、対応の重要性について認識しております。

本市の強靱化計画では、国の基本計画や愛知県の強靱化計画を踏まえ、女性、高齢者、子ども、障害者、外国人等への配慮に留意しつつ、強靱化を進めることとしており、性的少数者の方々についても同様に配慮した取り組みを進めてまいりたいと考えております。


平成29年3月予算特別委員会
◯新年度のLGBT等に関する教職員研修について
(答弁)
8月上旬に予定しております人権教育講座において、LGBTをテーマとした内容を考えております。

◯LGBTなど、セクシャルマイノリティーに関する相談について、新設するこども若者総合相談支援センターでの対応について
(答弁)
こども若者総合相談支援センターでは、0歳から40歳未満までの子どもの養育や若者の自立などの相談や支援を行う拠点であり、多種多様な相談を受け付けてまいります。

その中で、LGBTなど、セクシャルマイノリティーに関する内容につきましても、本人、家族からの相談に応じ、相談者の悩みや不安を丁寧に聞き取り、寄り添った支援に努めてまいります。

また、相談者に対してさまざまな情報提供ができるよう、相談に携わるスタッフの研修事項や社会資源の把握にも積極的に努めてまいりたいと考えております。

男女共同参画行動計画(ハーモニープラン2018~2022)の策定について
(答弁)
近年LGBTなど性的少数者に対する差別や偏見をなくし、性の多様性を認める制度整備や取り組みなどが各地で進められています。本市におきましても1月にLGBTの理解を深めるため、当事者による講演会を開催したところでございます。アンケートからも広く市民に周知を図ってほしいとの意見もございました。市としましても重要性が高く、検討するべき課題であると認識しております。

詳細につきましては、今後、庁内関係課と連携し、具体的な方向性を定める中で、男女共同参画審議会や市民の皆様、市議会からも御意見を伺いながら策定を進めてまいりたいと考えております。

<参考>
漢字「豊」を含む地名 - 地名辞典オンライン
http://chimei.jitenon.jp/data/kanji.php?kanji=豊