豊橋市議の長坂です。

1年で1番タフな、3月議会が始まりました。
いつものように、抽選で質問順が決定。

ぼくの出番は3月8日(水)の3番目
早ければ11時頃から、遅くとも11時半に質問スタートという順番です。

ちなみに3番目は、あまり好かれていません。
なぜなら、昼休みを挟む可能性がとても高いので。

持ち時間はひとり最大1時間のため、
ぼくの質問も11時に始まれば午前のうちに終わりますが、
11時半にスタートしたら、昼休みを挟んで13時に再スタートとなります。



さて、地元紙にも掲載されると思いますが、
今回の僕の質問メニュー(通告と言います)はこちら。
1.小中学校での児童・生徒・保護者の負担減について
(1)ランドセル登校の義務について
(2)指定体操服の価格・メーカー・決め方等について
(3)PTA活動に関する保護者の負担感の実態把握と負担軽減の必要性について
2.三遠ネオフェニックスに関する本市の施策について
(1)ホームアリーナ受け入れの経緯について
(2)第2アリーナ(多目的屋内施設)の整備に関する現況と今後の方針について
(3)集客状況に対する認識と集客施策について
3.豊橋ふるさと大使・豊橋特別ふるさと大使の政治活動について
4.佐原市長が1期目・2期目の選挙時に掲げた公約などの検証について
(1)1期目「マニフェスト」について
(2)2期目「ともに生き、ともにつくる」について
(3)ゾウの群れ飼育について
5.市制110周年記念事業における、事務処理手続きや契約等を含む経緯・取り組み内容等について
(1)記念式典について
(2)「夏色MERRY blossom~笑顔あふれる花のまち~」について
(3)「みんなでつなごう!花と野菜でFUN NIGHT RUN」について
(4)「ええじゃないかとよはし映画祭」について
さて、
4.佐原市長が1期目・2期目の選挙時に掲げた公約などの検証について
には、背景があります。

前回の議会で、「市長任期3期12年の条例化(多選禁止条例の策定)」について聞きました。
これは8年前、佐原市長が1期目の選挙の前に出した「マニフェスト」に記載したことです。

それから8年経った現時点で、多選禁止条例はできていないため、
取り組みに状況などについて質問。

前回の議会でのやり取りの後半がこちらです。
 (※[]は長坂追記・補足。改行や太字下線も適宜追加しています)
◆長坂尚登議員 [多選禁止条例の策定には] 法的課題などさまざまな問題があり、現在では検討していないということですが、このことを表明するのはこの場が初めてということでよろしいでしょうか。

もし、そうであれば、マニフェストに記載された約束を市民への説明なく取り消したということになりますが、これまで4年以上その旨を表明しなかった理由はなぜですか。お答えください。
◎堀内一孝副市長 先ほど総務部長が答弁しましたように、マニフェストというのは、その4年間で何をするかと、そういうことを市民にお示しをするものであります。

そして、8年前の市長のマニフェストというのは、98の項目がありました。そして、その結果については、平成24年に記者会見の場で公表がされております。その中で、できているもの、または、一部できているものというのは、89項目、そしてできていないものが9項目ありました。できているものの中には、ほいっぷの建設ですとか、プラット、当時は芸術文化交流施設と言っていましたが、それから首都圏活動センター、国道23号バイパス、湾の整備だとか、たくさんのものがありました。できていないものが9項目ありました。その中には、ブラジリアンモールですとか、海上風力発電の建設だとかそういうものがありまして、その中の一つに多選禁止のものがありました。

そういうものについては、その場で検討し、今、長坂議員が言われたようにいろいろな課題もあるということから、その4年間ではやらないということになりまして、それは次のマニフェスト、公約の中に盛り込まれていないわけです。ですから、マニフェストというのは、4年間の任期で何をするかというもので、その都度書きかえられるものであります

 そして、今の2期目のマニフェストについては、公約については、平成24年8月に公表されまして、48項目ありました。そして、この3期目の公約については、この夏に公表されました58項目、そのいずれにもこれ[多選禁止条約の策定]は入っておりません。

 したがって、マニフェストは何ができたかできないかということは、しっかり公表しておりますし、なぜできなかったということですね、それを解除するとか撤回するとか、そういうものではないというように思っております。

 以上です。

◆長坂尚登議員 お答えいただきました。1期目というか、マニフェストが更新された時点で、ということは、今3期目のマニフェストが、マニフェストというか政策提言という名前だったと思いますが、政策提言が示された段階で、1期目、2期目に記載があったけれども、3期目に記載がないものというのは、これはお言葉を使えば、更新されたという認識でよろしいでしょうか。お答えください。
◎堀内一孝副市長 更新されたといいますか、4年ごとにそれはつくられていくものであって、そして、もしそれが継続するものであれば、また次のマニフェストの中にそれは盛り込まれていくということでございます。

◆長坂尚登議員 お答えいただきました。1期目のマニフェスト、こちらにございますけれども、例えばこちらのほうに、中学生の医療費の無料化、それから、例えば東名高速道路のスマートインターチェンジ、これおとといの答弁にあったかと思うんですけれども※、それからもっと大きいところでは、東三河政令市など。それから2期目のほうで、争点となっていたというのが、動物園の象の群れ飼育だと思いますが、こちら全て、3期目の政策提言には、載っていませんが、これについての御認識をお答えください。
※他の議員の質問で市長が「スマートインターチェンジの設置」に言及していた
○坂柳泰光議長 通告は多選禁止条例のところで質問していますので、その範囲の中で質問をお願いします。※
※「通告外」と言います。事前に通告した「市長任期3期12年の条例化(多選禁止条例の策定)」の範囲を超える内容ということで、議長から質問を停められました。
◆長坂尚登議員 これについては、今後改めて検証していきたいと思います

 8年前の選挙は当時67歳の前市長が4期目を目指し、その多選批判が一つの争点であったようです。当時の新聞記事によると、当時55歳の佐原市長が勝因について、市民は豊橋を若い力で引っ張っていってほしいと思っている。そこを訴えたのが一番と答えたそうです。

市長が多選禁止(3選以内)を約束した、当時新人の佐原市長に潔さを感じて、投票した有権者も少なくないでしょう。もちろん今もこの約束を信じている方もいらっしゃることでしょう。もしこの約束を変えるのであれば、しっかりと市民に説明すべきと思いますが、今この約束は、変わったのかお答えください。
◎堀内一孝副市長 佐原市政、3期目がこの11月に始まった、その4年間が始まったばかりです。今、この時期にそのことについて議論をし、表明するということは、それは行政運営上もそれはないでしょう※ということは、長坂議員も御理解いただけることだと思うんですが。
※例えば「これで最後、もう出ません」と言ったら、求心力が落ちるとか。
でも例えば、米大統領は最大「2期8年」と決まっているため、必ずしもそうではないかと。
◆長坂尚登議員 お答えいただきました。私も通常であれば副市長のおっしゃるとおりだと思います。
 
 ただ、1期目に自身でそういう約束を掲げてしまったので、3期目に入ったこのタイミングで一度しっかりと確認をしていくべきことだろうと思い今回質問として取り上げさせていただきました。

 私自身、多選禁止には反対です。求められ、環境が許し、支持されるのであれば、回数に関係なくやればいいと思います。しかし、市長は約束をされてしまったわけで、市民との約束をされた以上、私は守るべきだと思います。もし、守らないのであれば、それはきちんと市民に説明し、白黒しっかりつけるべきだというように思っております。

 これまでは、1期、2期のときということですね、これまでは未来の話だったんですけど、御自身が設定した期限である3期目を迎え、もうそういう時期になってきたと私は思います。
全文(会議録)はこちらです。
http://www.kaigiroku.net/kensaku/



本会議ではじめての1問1答形式ということもあり、かなり緊張もしたのですが、
丁々発止なやり取りで取り上げたテーマを含め、聞いてくださった方の評判はなかなかでした。

このやり取り中で「改めて検証」と言ったので、
来週の議会でお聞きするということです。

是非、足をお運びいただければ幸いです。
インターネット中継もあります。
http://www.toyohashi-city.stream.jfit.co.jp/

では!