豊橋市議の長坂です。
会派は「豊橋だいすき会」です。

さて、小池さんが、都民ファースト、
トランプさんが、アメリカ・ファースト、
と言っています。

僕からしたら、「何を言っているのだ?」
という感じです。

その地域のトップや地方議員が、
その地域を「ファースト」とするのは当たり前です。

もしぼくが「豊橋ファースト」とか言ったら、
一笑に付されるでしょう。



逆に言えば、東京やアメリカは、
必ずしも「ファースト」にされなかったという証かもしれません。

「日本の東京」「世界のアメリカ」であり、
ときにその地域の利益に反しても、
より大きなエリアのための判断をしてきた、
その反動が「◯◯ファースト」に表れているのかもしれません。

アメリカが「世界の警察」として動いていたり、
代表的な東京都議が、日本全体のことを考えてくださっていたことが、
昨今明るみになったりもしました。
10年前の総務大臣時代から親交があるという菅氏は、当時、地方との格差是正するために法人事業税の消費税1%分の約2兆6000億円を地方に再配分する仕組みを作ったが、「東京の税収入が減る」と国会議員に猛反対されたため内田氏に「おそるおそる」相談に行ったことを明かした。

「(会ったら)私が聞いていた内田茂という政治家像と全く違った。国の現状を話すと『それは日本全国のことを考えれば当然のことじゃないか』と言っていただいた。今でもその仕組みが続いている。地方創生にどれだけ貢献しているか分からない」と謝意を示した。

「内田先生のすごいところは東京だけが発展するのではなく、地方の様々な要望を受け止めて、ウィンウィンの関係を作る。区議会議員から都議会議員になった内田先生らしい発想。私は心底、政治家として尊敬しております」と最大級の敬意を払った。
http://www.hochi.co.jp/topics/20160825-OHT1T50078.html 
ポジショントークとして、地方側から物申せば、
そもそも東京で稼いでいる一部人材は、
地方が投資(子育て・保育・教育)したのだから、
という感もありますが。



とにもかくにも、◯◯ファーストには、
これまで(余裕もあったので)特定地域だけでなく、
全体的なことまで考えていたのが、
余裕がなくなった反動なのではないか。

これまでは必ずしも「◯◯ファースト」ではなかった
ということに、可哀想さを感じます。

逆に言えば、国会議員ですら、全体(国)よりも、
地元ファースト人もいる感あるのに・・・



今は地方も「地方創生」による地域間競争のため、
そうは言ってもこれまでは、それなりに全国「横並び」であったのが、
競争に晒され「地元ファースト」感は強まっているように感じます。

前・地方創生担当大臣の石破さんがこんなことを仰っているようです。
いま1億2700万人いる我が国の人口は、西暦2100年には半分以下の5200万人になると予想されています。その大きな原因の一つは、「出生率の高い地方から、出生率全国最低の東京に人が集まっていること」にあります。

地方創生について「衰退する地方を活性化する地方振興策」という理解をしている方がおられるようですが、それは間違いです。地方創生の狙いは、地方に雇用を生み、東京への一極集中を是正し、そして、最終的には日本の人口減少を食い止めることにあります。
http://news.yahoo.co.jp/feature/499 
ぼくは行政主導の産業振興について懐疑的ですし、
(直接的に雇用を生む公共事業は除く)
そもそも、
  • 地方に雇用を生む ⇒ 出生率の高い地方への移住を増やす ⇒ 人口減少を食い止める
って、どう考えても遠回りで、普通に考えたら、
  • 出生率の低い東京の出生率を上げる ⇒ 人口減少を食い止める
とするのが、単純明快です。

そういうわけで、全国一豊かな財政に物を言わせ、
真っ当な文字通り再分配な、子育て・教育施策を
進めている小池都政は、地方にとって脅威でしかありません。



そうは言っても、出生率が低いことは、
(人口維持に必要な2.08以下という意味で)
全国的に低いため、 人口減少を食い止めるには、
全国的に出生率が上がる必要があります。

先の記事でもこのような記載があります。
邑南町の合計特殊出生率は、2012年が2.65、2008年からの5年間の平均は2.15でした。2012年時点での日本全体の平均1.41をはるかに上回っています。日本全体でみると歯止めがかかっていない少子化ですが、邑南町だけ見ると保育所はいっぱいいっぱい状態で、少子化は止まっているんですね(略)

一方、「日本一の子育て村」は、子育て世代の女性と子どもを大事にすることによって、若者の定住を狙う政策です。具体的には第二子以降の保育料は全額無料医療費も0歳から中学卒業まで無料にしました。
http://news.yahoo.co.jp/feature/499 
先日、ブログに書いた明石市も、
先日、兵庫県明石市に視察に行きました(略)
今、業界で注目されている地域です。

ものすごくシンプルに言えば、
こども医療費の無料化と、
保育料の無料化(第2子以降)で、
人口を増加に転じたまちです。
こんな感じであり、こども医療費のと保育料の無料化は、
出生率向上に、かなり効果がありそうです。

だから国は早く地方創生(交付金)より、
まず全国的に、こども医療費と保育料の無料化を
進めてはいかがでしょう。

もちろん、地域間競争(≒地域の独自施策をしやすくする)
という意味では、ぼくは地方創生には賛成ですよ。



そう言えば、先日友人からこんな質問されたのを思い出しました。
-長坂ちゃんはさ、すげー理想的な非の打ちどころのない相思相愛の女性がいて、「豊橋と私どっちが大事?」と言われたら・・・

「(食い気味に)豊橋。決まってんじゃん」

「そもそも、ぼくにそんな質問してくる時点で、その女性とは全然「相思相愛」じゃない。ぼくのこと全然わかってない。それで『豊橋』という答えを期待する女性なら別だけど」

「でも、わからんのは、子どもが出来て、『豊橋か子どもか』ってなったら悩むかもしれん。まだわからん」
豊橋はファーストでなく、ナンバーワンです。

では!