豊橋市議の長坂です。
子どもの頃、明石家さんまさんに憧れたときがありました。

さて、アメリカではトランプさんが大統領に就任し、
東京では小池さんが、大胆な予算を発表しました。

トランプさんにしても、小池さんにしても、
あれだけダイナミックなことができるのはなぜか。

それは選挙が強かったからです。


先日、兵庫県明石市に視察に行きました。

明石市と言えば、さんまではなくタコ、
明石焼きや標準時子午線で有名な場所ですが、

今、業界で注目されている地域です。

ものすごくシンプルに言えば、
こども医療費の無料化と、
保育料の無料化(第2子以降)で、
人口を増加に転じたまちです。

詳しい施策は、後に譲るとして、
いただいた資料の中に、こんな見出しの記事がありました。
首長自身が腹をくくれば、予算のシフトは絶対に可能だ
月刊ガバナンスという雑誌の2016年4月号、
明石市の泉房穂市長へのインタビュー記事です。 
-泉市長が就任してから明石市では子ども関係に予算をシフトしている。それができる理由は?

それはわかりやすい話で、誰の顔を見て行政運営するのかだ。
一般的に首長は市民の顔というが、ほとんどの場合は選挙対策で業界の顔を見ている。
私はそうではない。

業界を敵に回しても選挙に勝てるし、実際に勝ってきた。
子育て世代やサラリーマン層など普通の市民に応援してもらって私は市長になった
そこに依拠しているので、時代状況に応じた政策もやりやすい。
-選挙のあり方は当選後のあり方を左右しますね

首長が次の選挙を考えることが悪いわけではない。
ただ、既得権益に担がれて次も選挙しようと思うと予算のシフトは困難になる。

次の選挙を気にしないか、そういうところに依拠しなくても選挙に勝ち抜く自信があるか
そのどちらかだと予算のシフトは可能だ。

市長は予算編成権を持っている。
首町自身が腹をくくれば、予算のシフトは絶対に可能だ。
-予算編成権は首長にあるが、議会が認めなければ執行できない。議会の理解を得るポイントは?

明石市の市会議員は30人だが、1回目の選挙で私を支援したのは1人、昨年の2回目の選挙で応援したのは2人なので、30人中2人しか私の応援をしていない。

ただ、今は20人ほどの議員が基本的には連携しながら、予算や条例についても進めている状況だと認識している。
記事によると、医療費の中学生までの無料化で毎年14億円、
保育料の第二子以降の無料化で毎年7億円、計21億円かかるということです。

これを毎年毎年捻出するのは並大抵のことではありません。

当然、明石市もお金に余裕があるわけではないので、
何かを増やすためには何かを減らす必要があります。
(つまり予算のシフトです)

それについて、視察で聞いたところ、
  • 産業振興の見直し
  • 公共事業の延期
  • 人件費の適正化
などで捻出されたということです。



記事からわかるように「選挙の強さ」とは、
接戦か圧勝か、という話でなく、
どれだけ組織や団体、もっと言えば政党の力を借りずに、
当選したか、ということです。

トランプさんにしても、小池さんにしても、
少し前なら橋下徹さんにしても、
そういう人は「急激な変化」を起こすことができます。

しがらみがない(少ない)からです。
一方、暴走したときのブレーキも弱い。

暴走と改革は紙一重、場合によっては表裏一体です。
よくない(と思う人が多い)変化ならば暴走、
好ましい(と思う人が多い)変化ならば改革。

しがらみとブレーキも、見方の違いかもしれません。


首長や大統領だけでなく、国会議員も
「選挙の強さ」が力の源泉です。

党の代表や、首相・有名な大臣になる人は、
選挙のときには応援行脚です。

自分の当選が危うい人が、人の応援に行くことはできません。
安倍さんや麻生さんが、選挙のときに、
地元の山口や福岡に張り付いていないでしょう。

党に所属していますが、党の力を借りるどころか、
党に力を貸しているのですから。

そういう意味で、僕ら世代で圧倒的に選挙に強いのは、
小泉進次郎さんで、選挙の度に全国行脚をされているようです。
「未来の首相」と言われるのも納得です。


最後に、全国から視察に訪れる、明石市の子育て施策の一端をご紹介します。
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170128_20161015sp_2-3
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https://www.city.akashi.lg.jp/shise/koho/kohoakashi/h28/1015_special.html

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https://www.city.akashi.lg.jp/seisaku/citysales_ka/akashi_go.html
では!