豊橋市議の長坂です。
有楽町は豊橋にもあります。

さて、来月2月上旬に、小池都知事vsドン内田さんの一騎打ち、
代理戦争と言われる千代田区長選があります。

「小池さんの楽勝だろ」と、ぼくも勝手に余裕ぶっこいていたのですが、
候補者が出揃い、暗雲・・・いや雷雲立ち込める雰囲気です。

特にぼくが注目したのがこの「第3の男」。
最後にマスコミ報道で見落とされがちな“第3の男”五十嵐朝青氏について言及しておきたい。

マスコミは侮っているが、選挙に関わった経験のある人が、彼のウェブサイトやFacebook等の発信内容を見れば、運動員の立ち回り方(写真の範囲)、ハイセンスなデザイン、メッセージの出し方など、一目して陣営が「選挙のプロ」であるとわかる。

それもそのはず、彼の弟は、昨年11月、茨城・つくば市長選で県内最年少の38歳で当選した五十嵐立青氏。母親も同市の元市議。初の選挙ながら、地方選挙を知り尽くしていると言える。
五十嵐さん・・・ぼくもこの記事を見るまで存じ上げませんでした。

ぶっちゃけ、さわやかイケメンです(写真右)
五十嵐氏は東京大学法学部政治学科卒業後、株式会社ピコインターナショナルを経てコーチ・エィ入社、コーチ・トゥエンティワン転籍(略)

これまで手掛けてきたプロジェクトは福島県相双地域雇用創造推進協議会主催の雇用拡大、ヴィッセル神戸コーチングパートナーを始め、企業経営者や代議士、弁護士、公認会計士などクライアントは延べ100人を超えています
http://go2senkyo.com/articles/2017/01/17/27704.html 
経歴的にも申し分なさそう。



しかし、この五十嵐さんが当選する、とは思っていません。

この五十嵐さんの出現で、「アンチ・ドン内田さん」票が割れて、
結果として、自民党(東京都連)が推す候補・与謝野信さんが当選するのではないか、と。
小池百合子東京都知事(64)と“都議会のドン”こと自民党東京都連の内田茂前幹事長(77)の“代理戦争”ともいわれる千代田区長選(29日告示、2月5日投開票)がゴング前からヒートアップしている。

自民党都連推薦で立候補する与謝野馨元財務相(78)のおいっ子である与謝野信(まこと)氏(41=無所属)が13日、出馬会見を開いた。
 
この日、晴れてお披露目となった与謝野氏は、歌人の鉄幹・晶子のひ孫で、父親が千代田区を地盤にした与謝野馨氏の弟という超サラブレッド。

東大中退後、ケンブリッジ大を卒業し外資系金融会社に務める傍ら、自民党政経塾生として政界進出の機会をうかがってきた。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/640439/
こちらも、華やかなご経歴。



昨年7月の都知事選における千代田区の投票結果からして、
変革(東京大改革)を望む住民が多いのは、千代田区も同じでしょう。

一方で、5期目の目指す75歳の現職というのは、そのイメージに合わないのではないかと。

現職の石川さんは日本初、反則金(過料)がありの路上喫煙禁止条例を策定したり、
ライブラリーオブザイヤーにもなった千代田区立図書館など、
僕も以前からそのお名前を存じ上げる、先駆的な首長と認識しています。

それでもやはり、75歳5期目というのは・・・

「イメージ」だけで言えば、41歳の新人・まっさら無所属である
「第3の男」五十嵐さんの方が、よっぽどしっくり来ます。



前々回の区長選である8年前までの、千代田区の投票結果を見てみると、
  • 全体として投票率は高い(特に国政選挙と、都知事選では50~60%台)
  • 区長選では投票率やや低い(前回42%、前々回43%)
千代田区は23区で最も人口が少なく、有権者は約4万8千人。

今回の千代田区長選挙は、非常に注目度が高いため、
仮に投票率が50%に達するとすると、投票者は約2万4千人です。

この2万4千をどう取り合うのか、という話になります。
過半数を取れば確実なため、1万2千人(票)で当選です。

過去8年の国会議員の選挙を見ると、自由民主党は比例代表で、
最も少ないときで6,800票(H22参院選)、
民主党に政権交代したときでも、10,000票取っています。

また昨年の都知事選でも、自民(都連)推薦の増田寛也さんが、
8,200票なので、基礎票として7,000票~8,000票台は固いでしょう。

この時点で、
  • 石川さん(現職5期目・小池さん推し): - 
  • 与謝野さん(自民都連推薦・ドン内田さん派):7,000~8,000票
  • 五十嵐さん(まっさら新人): -
  •  残: 15,000~16,000票


次に数字が固いところで、公明党と共産党を見ると、公明党は1200票前後、
共産党が1500~3000票という感じなので、仮に2,000票とします。
(共産党の振れ幅が大きくて驚きました)

公明党は小池さんと協調路線に変わったため、まるっと石川さんに、
共産党は、与謝野さん以外で半々になるとすると、
  • 石川さん(現職5期目・小池さん推し): 2,200票(1200+1000票)
  • 与謝野さん(自民都連推薦・ドン内田さん派):7,000~8,000票
  • 五十嵐さん(まっさら新人): 1,000票
  •  残: 11,800~12,800票
そして、冒頭のアゴラ記事で言及されている、「隠れみんなの党支持者
近年の国政選の政党別投票先を調べて気づいたが、2013年参院選の比例投票先で、当時存在していた、みんなの党は3357票と、日本維新の会(2864票)、共産党(2585票)民主党(2260票)を上回り、野党では区内最多だったのだ。隠れキリシタンならぬ隠れみんなの党支持層。 いうまでもなく、小池陣営には、おときた氏らみんなの党出身の3人の都議らがおり、これらの隠れ信者は取り込みたいはずだ。

それにしても、千代田区内で、みんなの党支持層が多いのはなぜか。 かつて私は、選挙分析の仕事でみんなの支持層の特徴を調べたことがあるが、ある選挙で、みんなの支持層は、平均所得の高い地域と相性がいいことがわかった。 解雇規制緩和やイノベーション推進など、俗に言う「新富裕層」好みの政策が並び、全国の区市町村では港区に次いで全国で2番目に高い所得水準を誇る千代田区の新住民とは相性がいいのであろう。
http://agora-web.jp/archives/2023913.html
ぼくはみんなの党だけでなく、「改革的第三極好み」として、みんな+維新と見てよいのではないかと。
かなりアバウトですが、これがざっくり5,000人

確かに、「少数小池与党」であるおときた氏ら、かがやけtokyoの3名は元みんなの党ですが、
経歴や年齢を見ると、「改革的第三極好み」な方々は、五十嵐さんや与謝野さんを好みそうです。

かなり恣意的ですが、五十嵐さん与謝野さんに2,000、石川さんに1,000とすると、
  • 石川さん(現職5期目・小池さん推し): 3,200票
  • 与謝野さん(自民都連推薦・ドン内田さん派):9,000~10,000票
  • 五十嵐さん(まっさら新人): 3,000票
  •  残: 6,800~7,800票
となり、五十嵐さんの出現で石川さん(小池さん)はかなり危うく、
与謝野さんが当選しそうな気配がぷんぷんするのがわかると思います。



仮に残りを全て、石川さん(小池さん)が得るというかなり強引な仮定をしても、
  • 石川さん(現職5期目・小池さん推し): 10,000~11,000票
  • 与謝野さん(自民都連推薦・ドン内田さん派):9,000~10,000票
  • 五十嵐さん(まっさら新人): 3,000票
  •  残: 0票
であり、自民党の底力・基礎力がいかに強く、
よくてギリギリの戦いであることが、よくわかると思います。



最後に、各者サイトのスクリーンショットを載せておきます。
ぼくのブログでも3分の2以上はスマホからなので、敢えてスマホです。

五十嵐朝青さん
170120_01
http://asaoigarashi.com/

石川雅己さん
170120_02

http://ishikawa-masami.jp/

与謝野信さん

・・・は見つけられませんでした。

では!