豊橋市議の長坂です。
選挙前は「負ける候補者」扱いでした。

この半年ほどの小池さんのご発言の中で、最も好印象なひとつがこれ。
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きれいな言葉で飾らず、単純明快です。
変な期待を持たせず、一周回って清々しい。

一方、こんな声もあるそうです。
知名度でエド・はるみ選ぶな 都議選候補者選考に小池塾から疑心暗鬼の声
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/635842/
ぼくも塾生ですが、
「いや知名度、超重要でしょ・・・・、何言ってるの・・・」

ぼくも試験会場に行きましたが、エド・はるみさんには、
おときた都議以上にカメラが集まっていました。
(ぼくは、見向きもされませんでした)

はるみさんは、今も「希望の塾生」として、よくテレビに出ていますが、
東京都議選までの、あと半年メディア(主にテレビ)の関心を
引きつけておくためだけでも、ぼくならエド・はるみさんに合格出します。

少なくとも、200人と言われている一次選抜には。



先日のフジテレビ・ユアタイムで、
市川紗椰さんが、鋭い指摘をされていました。
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(審査過程を知りたいな、と思います。じゃないと、これって結局、)
公認したくない人を落とす、ただの言い訳として使うものかなって感じもするので
まさにそのとおり!

とまでは言いませんが、ぼくもはじめから
マークシートも論文も、いわゆる「足切り」だと思っています。
(少なくとも都議選対策の方は。政策立案部会については後述)



では、「勝てる候補者」とは、どんな人か。
まず、「地盤・看板・カバン」のいわゆる3バンがある人です。
  • 地盤(地元や組織などの後ろ盾)
  • 看板(知名度)
  • カバン(お金)
地盤がある受験生は、ほとんどいないと思います。
唯一ありそうなのは、現職議員(区議・市議含む)です。

とは言っても、他に例えば、東京都出身者か、そうでないかなら、
東京都出身者が、圧倒的有利でしょう。


続いて、看板についてもエド・はるみさんや、
元アナウンサーなどが受験生にいるようですが、
それ以外では、あまり変わりないのかな、と。

ただ自身や実家がお店やご商売をされていたり、
ローカルタレント学校の先生なんかは、
域内の知名度が高いので、有利と判断されるかと。


そして、カバンについては、
事前に提出している職歴などから
ある程度、判断可能かと。



他に要素として、加味されそうなのは、
  • 性別
  • 年齢を含む容姿・見た目
  • わかりやすい肩書・学歴
報道によると、「塾生の4割が女性」らしいですが、

@toyohashigramが投稿した動画 -


当日の受験生の列は、そこまでの割合に見えませんでした。

それでも、ぼくなら一次選抜の200人のうち、過半数は女性にします。

現在、小池さんの「政敵」である、都議会自民党60名のうち男性は57名です。
http://www.togikai-jimin.jimusho.jp/member|東京都議会自由民主党

都議会全体127名中、女性は25名のため、
都議会自民党は全体よりも、男性が多いです。

つまり、わかりやすい対立軸をつくるためにも、
小池さんご自身が女性ということもあり、かなり多くの女性を選抜するでしょう。



同じ理由で、「女性を過半数」ほど強く言いませんが、
過半数を40代以下にするでしょう(希望的観測も含む)

そして、選挙では候補者の中で目を引くことも重要なことから、
フレッシュで、目を引く外見の方が選ばれやすいでしょう。

また、見た目だけでなく、目を引くわかりやすい肩書も重要です。

政治家の定番である弁護士をはじめ、教授、医者、住職、◯◯会社OB、◯◯大卒、
他にも、専業主「夫」、筆談ホステス、五体不満足なんかも・・・

特に今回、「ママ」は強そうです。

こんな記事がありました。
育児中の女性会社役員自営業者都議らから約200人を選抜し、選挙ノウハウなどを伝えて、面接などで絞り込む

(時時刻刻)対自民、見えない争点 小池氏、都議選へ選考:朝日新聞デジタル 
http://www.asahi.com/articles/DA3S12738697.html 
これほど露骨な記述があるものかと、驚きました。

この「育児中の女性や会社役員、自営業者、都議ら」が、
塾関係者の言葉なのか、地の文(記者の主観)なのかわかりません。

それでも、受験生で最も多いのはおそらく「サラリーマン(男性)」と思われます。
(世間一般の人口割合を前提とすると)

そこをスルーして、一番頭に「育児中の女性」を持ってくるのは、
今回、メディア・世間からどんな人の選抜が期待されているか、
明け透けに見えます。

実際、入塾試験後にテレビカメラがインタビュー相手として探していたのも、
女性がほとんどでした。

もちろん、最終的には各選挙区ごとの現職の議員との相性や、
地域特性も考えながら、候補者が選ばれるでしょうが、
一次選抜段階では、

これが「勝てる候補者」です。

ちなみに豊橋市議会でも「ママ議員」は、現在ひとりもいない(はずの)
エアポケットなので狙い目です。



ちなみに「政策立案部会」については、全く別。

かなり試験結果が重視されると思われます。
どういう人が選ばれるかと言うと、
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http://www.toseikaikaku.metro.tokyo.jp/kaigi01/toseikaikaku_0901_03.pdf

この都政改革本部の方々と同じレベル・・・とまで行かなくても、
議論の内容・スピードに着いて行けて、作業の足を引っ張らない、
そういう人が選ばれるのでは、と思っています。

具体的には、2種類。
「大学教授タイプ」と「新卒コンサルタイプ」の合格者が出るのでは、と。

前者は、少なくとも大学で授業ができるくらいの専門性を持っている人。
必ずしもアカデミックに限らず、デザインやパブリック・リレーションズなどの分野でも、
大学で教えられるくらいの人なら、重宝されるのではないかと。

後者は、いわゆる「地頭がいい」、新卒でマッキンゼーやBCG、ベインなどの
外資コンサルティングファームに入るような人。



あれ、この2種類だと、
ぼくはどちらにも引っかからず、落ちてしまう・・・

では!