豊橋市議の長坂です。
10年東京で過ごし、5年前にUターンしました。

さて、驚きのニュースが飛び込んできました。
全国最年少も然ることながら、「現職を破って」というのに驚きです。

しかも大阪で「大阪維新の会」の現職市長です。
片や新人の東さんは、どの政党の支援も受けていない、本当の無所属の様子。

このミラクルっぷりは、おときた都議が早速解説していますので、こちらに譲ります。
選挙の常識では「現職」の首長というのは極めて強く、特に「二期目を目指す現職」が最強と言われています。

なぜ現職の首長は強いのでしょうか?それは首長の業務をしながら、合法的に選挙活動・政治活動が行えるからに他なりません。

市が行う行事や地域イベント・学校の式典には、必ず市長や区長が出席して祝辞を述べている姿を見かけることでしょう。少しでも行政が絡むものであれば、手足となる市の職員がスケジューリングなどすべてを整えてくれます。

さらには年間に何度も新聞折込やポスティングで届く「市政報告(区政報告)」には、堂々と大きく「市長あいさつ」などが載っているわけですから、否が応でも有権者の間に知名度は広がります。


さて、ぼくが注目したのは、冒頭の朝日新聞記事のこちら。
東氏は四條畷市出身。京大大学院修了後、外務省勤務を経て民間シンクタンクに勤務。 インドで働いていた一昨年秋、父親の病気がわかり、四條畷に戻る機会が増えた。 若手市職員が出産を機に市外に移住することが多いと聞き、人口減や活性化の点から危機感を抱いて立候補を決めたという。
海外から超Uターンして、市長になったわけですね。

うちの親がまだピンピンしているように、ぼくらの年代ではまた少数ですが、
今後10年のうちに親の看病・介護が理由でUターンをせざるを得ない人は増えると思います。

ぼくは、市議や市長という仕事が、もっと敷居低く、Uターン・転職する選択肢のひとつとして、頭に浮かんでほしいと思っています。 特に20代、30代の人たちに。
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ちょうど1年前、中日新聞に「Uターン市議」としてご紹介いただきました。

最近、「ブロガー議員」などと紹介されることが少しありますが、
ブロガー議員より、実はこの「Uターン市議」というのが気に入っています。

もちろん、首長はひとりだけですし、地方議員も数十人の定員なので、
普遍性のある選択肢とは思っていません。

けれどもやっぱり、全国最年少市長となる東さんのような方が、
日本の各地にもっともっと増えれば、地方はもっともっとよくなると思うのです。

実は最近、フェイスブックなどでUターン立候補を考えている方からご相談をいただくことがあります。
特に聞かれるのが、ネットの使い方と、
既存政党に所属せず無所属で立候補(当選)したいけどどうしたらいいか、です。

立候補に興味ある方いらっしゃいましたら、このあたり参考になると思いますので、お納めくださいませ。
地域おこし協力隊のみなさま、立候補しませんか? - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/160106.html

若くて優秀な女性は、そろそろ退職ご準備を - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/160929.html


最後に、四條畷市民のみなさま、

ぼくは東さんと何のつながりもありませんが、
僕たちが希望を持てる、このような選択を示してくださり、
本当にありがとうございます。

そして、四條畷市のこれからに期待、注目します。

では!