豊橋市議の長坂です。
なるべく選挙はしたくありません。
さて、豊橋市の理解ある職員の方と、先日すれ違いちょっとそのまま立ち話。
ブログのどの記事がよかったか聞いたところ、返って来たのがこちら。
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そんな中、こんなニュースが飛び込んで来ました。
このニュースを知ったのは、おときた都議(北区選出)のこちらのブログ記事からですが、
普通に考えたら、「答弁調整」をしなくて、困るのは議員より行政側です。
なのになぜ自ら拒否するのホワイ?
■
豊橋市議会の場合、答弁調整のするしない、あるいはどこまで調整を詰めるかは、基本的に各議員に委ねられています。
中には、あまり調整をしない議員もいらっしゃるようで、その場合、職員の方々は的確な答えをするために、議員から質問の意を聞き出すのに苦労されたりもしているようです。
僕なんか最初から、質問の意図を明確に伝えすぎているので、逆に職員と、
「長坂議員、この質問の本当の狙いは何ですか?」
-え、書いてある通りですけど・・・
というやり取りを繰り返すこともしょっちゅうです。
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これまで20回以上の答弁調整をしてきてわかったこと、それは答弁調整はお互いの信頼、というより信義則の上に成り立っているということです。
「ちゃんと議会でこの通りに答弁するよね?だったら僕も次の質問を見せます」と。
ぼくは議会で、豊橋に少しでも、1ミリでも1パーセントでも、変化を生む答弁を得るために、かなり詰めて調整しています。 それを当日ひっくり返されたら、たまったものじゃありません。
実は前回までは、全ての質問を詰めきった上で当日は原稿を読むだけまでの準備をしてました。
しかし、今回はじめてガチンコ(アドリブ)をやりました。
なぜならば、待てど暮らせど答弁が来ない・・・
「だったら、こっちも次の手(質問)を見せませんよ」、と。
確かにガチンコでは、緊迫感・臨場感があったと思います。
でもそれで意義のある答弁が引き出せたかと言えば、結局はぼんやりとした回答しか返ってきませんでした。
(ぼくの力量と言われればそれまでですが)
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さて、話を都議会に戻して。
答弁調整やりません、となれば、「だったらこちらも質問見せません」となるのは、そりゃそうでしょう。
なのになぜ、小池さんはそんなことを言ったのか。
それは、「私の意の及ばないところで勝手に決めないで(答弁調整しないで)!」と言うところでしょうか。
もっと言えば、職員と議員が「できてる」のではないか、という疑念。
でも、おときた都議も「都政という膨大な守備範囲」と言っているように、いや、どんな小さな自治体でも、首長が行政職員の力を借りずに、自分だけで全てを把握するのは不可能です。
議会において、首長とその補助機関である職員は、一体のものという扱いです。
だからまず議会を乗り切るためには、職員に対して適切に「委任」「代理」「指揮監督」し、そのためには、まず職員を信じることが必要で、それが首長にとってもっとも必要な資質のひとつではないかと、僕は考えます。
■
今のままなら、3月に予算案が通らずに責任を取って辞職、からの出直し都知事選、
あるいは、議会から不信任を突きつけられて辞職、あるいは不信任に返して都議会を解散する、と。
あれ、これもしかして来年春に前倒し都議選とかあるんじゃない?
では!
なるべく選挙はしたくありません。
さて、豊橋市の理解ある職員の方と、先日すれ違いちょっとそのまま立ち話。
ブログのどの記事がよかったか聞いたところ、返って来たのがこちら。
市職員の方に読んでほしい、議会について僕の考え方 - 愛知豊橋・長坂なおと のblog玄人好みなチョイスで(まぁ行政の方ですから)、嬉しくなりました。
以前にもブログで書きましたが、僕は議会を「約束」の場、と考えているので、1回めの答弁(行政からの回答)で、引き出したい言葉が引き出せるのならば、それでよいと思っています。 その代わり、議会前にはその言葉を引き出すために、丁々発止のやり取りをしています。
http://nagasakanaoto.blog.jp/151210.html
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そんな中、こんなニュースが飛び込んで来ました。
東京都の小池百合子知事は7日、都議会定例会の代表質問に臨んだ。行政(都知事)側から、答弁調整を拒否するとか、ないわー。
前回定例会で事前に議会側と質問と答弁をやり取りする「答弁調整」を拒否して対決姿勢を強める小池知事に対し、最大会派の都議会自民党は詳しい質問内容を事前通告しない「意趣返し」を見せた。 「知事対自民」の対決は議論が深まらず、知事就任後、初めてヤジを浴びるなど泥仕合の様相となった
Copyright 毎日新聞 - 都議会代表質問:「小池知事と自民」対決 泥仕合の様相
http://mainichi.jp/articles/20161208/k00/00m/040/096000c
このニュースを知ったのは、おときた都議(北区選出)のこちらのブログ記事からですが、
答弁者には反問権もありませんので、質問者の意図などを確認することもできず、ひたすら防戦一方に追い込まれることになり、その通りであり、だから事前に「答弁調整」するわけです。
http://otokitashun.com/blog/togikai/13522/
普通に考えたら、「答弁調整」をしなくて、困るのは議員より行政側です。
なのになぜ自ら拒否するのホワイ?
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豊橋市議会の場合、答弁調整のするしない、あるいはどこまで調整を詰めるかは、基本的に各議員に委ねられています。
中には、あまり調整をしない議員もいらっしゃるようで、その場合、職員の方々は的確な答えをするために、議員から質問の意を聞き出すのに苦労されたりもしているようです。
僕なんか最初から、質問の意図を明確に伝えすぎているので、逆に職員と、
「長坂議員、この質問の本当の狙いは何ですか?」
-え、書いてある通りですけど・・・
というやり取りを繰り返すこともしょっちゅうです。
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これまで20回以上の答弁調整をしてきてわかったこと、それは答弁調整はお互いの信頼、というより信義則の上に成り立っているということです。
「ちゃんと議会でこの通りに答弁するよね?だったら僕も次の質問を見せます」と。
ぼくは議会で、豊橋に少しでも、1ミリでも1パーセントでも、変化を生む答弁を得るために、かなり詰めて調整しています。 それを当日ひっくり返されたら、たまったものじゃありません。
実は前回までは、全ての質問を詰めきった上で当日は原稿を読むだけまでの準備をしてました。
しかし、今回はじめてガチンコ(アドリブ)をやりました。
なぜならば、待てど暮らせど答弁が来ない・・・
「だったら、こっちも次の手(質問)を見せませんよ」、と。
確かにガチンコでは、緊迫感・臨場感があったと思います。
でもそれで意義のある答弁が引き出せたかと言えば、結局はぼんやりとした回答しか返ってきませんでした。
(ぼくの力量と言われればそれまでですが)
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さて、話を都議会に戻して。
答弁調整やりません、となれば、「だったらこちらも質問見せません」となるのは、そりゃそうでしょう。
なのになぜ、小池さんはそんなことを言ったのか。
それは、「私の意の及ばないところで勝手に決めないで(答弁調整しないで)!」と言うところでしょうか。
もっと言えば、職員と議員が「できてる」のではないか、という疑念。
でも、おときた都議も「都政という膨大な守備範囲」と言っているように、いや、どんな小さな自治体でも、首長が行政職員の力を借りずに、自分だけで全てを把握するのは不可能です。
議会において、首長とその補助機関である職員は、一体のものという扱いです。
だからまず議会を乗り切るためには、職員に対して適切に「委任」「代理」「指揮監督」し、そのためには、まず職員を信じることが必要で、それが首長にとってもっとも必要な資質のひとつではないかと、僕は考えます。
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今のままなら、3月に予算案が通らずに責任を取って辞職、からの出直し都知事選、
あるいは、議会から不信任を突きつけられて辞職、あるいは不信任に返して都議会を解散する、と。
あれ、これもしかして来年春に前倒し都議選とかあるんじゃない?
では!