豊橋市議の長坂です。
はじめての引っ越しは0歳でした(もちろん記憶にない)
さて、 11月21日の市議会(建設消防委員会)で、「立地適正化計画(案)」なるものが、取り扱われました。
ざっくり言うと、この中で、豊橋駅・南栄駅・二川駅・井原停留所(電停)・藤沢町の市内5箇所周辺を「重点的に便利にしていく」ことが、示されました。
「重点的に便利にしていく」とは、どういうことかと申しますと、その5箇所が「都市機能誘導区域」なるものに設定される見通しです。
都市機能誘導区域について
誘導施設の設定
現在、「第2アリーナ」について調査検討中のはずですが、それに先んじて「つくるなら豊橋駅周辺」と示されたと捉えられなくも・・・、大型体育施設…
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具体的なエリア(区域)はこちらです。
(青い線で囲われたエリア)
実際に住まわれるなら、この区域(青線)の内か外か道路一本の違いにこだわる必要はないと思います。
その区域内に誘導された商業施設等を利用するのに、近いと便利ですが、居住が区域内外は関係ないはずですから。
(「道路一本」にこだわるなら、それで通う小中学校が変わる校区の境目にこだわった方がよっぽど)
また、5年に一度、計画見直し予定のため、
それに伴って今後、区域も変わる可能性あるそうです。
豊橋駅周辺
豊橋駅から目安の1km以上離れている豊橋公園(右上)が入っているのは、やはり大型体育施設の候補地としてでしょうか(他のエリアでは、高師緑地や岩田運動公園など除外されている)。
南栄駅周辺
現在、積水ハウスが住宅地を中心とした開発を進めていますが、豊橋市としてポジティブな意味で、明確なその推進姿勢が示されたのは、これがはじめてではないかな。
二川駅周辺
井原停留所周辺
この区域内は、あまり大きくまとまった土地がないので、そんな大きな変化は難しい・・・のかな。
市電沿い・幹線道路沿いのお店の変遷に併せてとなるのかな。
藤沢町周辺
5箇所の中では、最も公共交通機関が弱い(電車が通っていない)地域からのエントリー。
それでも、市内で豊橋駅周辺を除き、唯一の商業地域(中央やや下の濃いオレンジ)がある豊橋の「副都心」
「本市西部における(略)『地域拠点』」 と記述があるものの、実は豊橋市民にとって「西部」という概念は希薄。なぜなら、西部中学校がないから(東部、南部、北部、中部はある)。
たぶん校区で言えば、牟呂(汐田)、吉田方の辺りを指していると思います。
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5箇所を市内全域から見るとこんな感じです。
拡大
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じゃあ、具体的に「誘導」ってどうするのかというと、こんな施策を考えている様子です。
誘導のために構ずる施策
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そもそもどうして、地域を区切ってまでこんなことをするかというと、人口減少時代に突入し、これまでのような市街地の拡大・拡張路線は続けられないため、計画的にダウンサイジングする必要があるからです。
課題の分析・整理
※「市街地」というのは、中心市街地(豊橋駅前)のことでなく、市街化区域のことを主に指していると思われます。
この赤線内のエリアで、豊橋市の面積261平方kmのうち、約60平方kmです。
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「あぁ、都市計画ってこういうものなんだな」と感じられる計画(案)です。
全体で36ページほどで、シンプルにまとまっていますので興味ある方はこちらから。
いずれ、こちらの豊橋市役所(都市計画課)サイトにて公開されると思います。
では!
(ご参考)
イトーヨーカドー、ドン・キホーテ関連記事
http://nagasakanaoto.blog.jp/tag/イトーヨーカドー
ユニチカ跡地関連記事
http://nagasakanaoto.blog.jp/tag/ユニチカ
はじめての引っ越しは0歳でした(もちろん記憶にない)
さて、 11月21日の市議会(建設消防委員会)で、「立地適正化計画(案)」なるものが、取り扱われました。
ざっくり言うと、この中で、豊橋駅・南栄駅・二川駅・井原停留所(電停)・藤沢町の市内5箇所周辺を「重点的に便利にしていく」ことが、示されました。
「重点的に便利にしていく」とは、どういうことかと申しますと、その5箇所が「都市機能誘導区域」なるものに設定される見通しです。
都市機能誘導区域について
(1)都市機能誘導区域とは
都市機能誘導区域は、医療・福祉・商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより、これらの各種サービスの効率的な提供が図られるように定める区域です。
(2)区域の設定方針
市街化区域内の都市拠点(豊橋駅周辺)及び地域拠点(南栄駅周辺、二川駅周辺、井原停留場周辺、藤沢町周辺)において都市機能誘導区域を定めます。
誘導施設の設定
(豊橋駅周辺)では、多くの利用圏域人口を必要とし、市内外からの利用が想定される広域機能の立地を維持・誘導します。
①広域機能大型ショッピングモール、大型体育施設、大学及び高等専門学校については、今、豊橋駅周辺に計画もないものです。
(誘導施設)
- 医療施設: 病院(一般病床200 床以上)
- 商業施設: 大型小売店(百貨店、大型ショッピングモール:店舗面積1 万㎡以上)
- 金融施設: 銀行の支店や郵便局本局・行政施設:市役所、国・県総合庁舎など
- 文化・スポーツ施設: 図書館(まちなか図書館(仮称))、大型体育施設など
- 福祉施設: 総合福祉施設、広域利用想定施設(こども未来館)など
- 教育施設: 大学及び高等専門学校
- 業務施設: 事業所(製造業除く)、オフィスなど
現在、「第2アリーナ」について調査検討中のはずですが、それに先んじて「つくるなら豊橋駅周辺」と示されたと捉えられなくも・・・、大型体育施設…
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(南栄駅周辺、二川駅周辺、井原停留場周辺、藤沢町周辺)では、これら地域機能の立地を維持・誘導します。
②地域機能
(誘導施設)
- 医療施設: 病院(一般病床20 床以上200 床未満)
- 商業施設: 小売店(店舗面積3 千㎡以上1 万㎡未満)
- 金融施設: 銀行出張所、郵便局支局
- 行政施設: 窓口センターなど
(藤沢町周辺)については、都市拠点の近傍に位置し、一部地域に商業地域を有していることから、都市拠点を補完する上で必要となる広域機能のうち、商業施設について維持・誘導を図ります。「藤沢町周辺については、」「商業施設について維持・誘導を図」る、と言ってるそばから、ヨーカドーの閉店ニュースが出てきて、担当者はさぞ冷や汗ものだったでしょう。 跡地には、ドン・キホーテが来るみたいなので、なんとか、商業施設が維持されますが。
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具体的なエリア(区域)はこちらです。
(青い線で囲われたエリア)
実際に住まわれるなら、この区域(青線)の内か外か道路一本の違いにこだわる必要はないと思います。
その区域内に誘導された商業施設等を利用するのに、近いと便利ですが、居住が区域内外は関係ないはずですから。
(「道路一本」にこだわるなら、それで通う小中学校が変わる校区の境目にこだわった方がよっぽど)
また、5年に一度、計画見直し予定のため、
それに伴って今後、区域も変わる可能性あるそうです。
豊橋駅周辺
豊橋駅から目安の1km以上離れている豊橋公園(右上)が入っているのは、やはり大型体育施設の候補地としてでしょうか(他のエリアでは、高師緑地や岩田運動公園など除外されている)。
南栄駅周辺
工場跡地を中心に、商業施設・医療施設などの誘導を図るとともに金融施設・行政施設の維持・誘導を図る「工場跡地」は、何かと話題のユニチカ跡地のことで、右下うす紫色ほぼ正方形の区域です。
現在、積水ハウスが住宅地を中心とした開発を進めていますが、豊橋市としてポジティブな意味で、明確なその推進姿勢が示されたのは、これがはじめてではないかな。
二川駅周辺
二川駅に近い区域においては利用圏域の広い医療施設や商業施設の誘導を図る市議会で、二川出身の尾崎さんが聞いていたけれども、この「二川駅に近い区域」というのは、具体的に主に、二川駅南側と1号線に挟まれた工業地域(水色)の様子。 ここに医療施設や商業施設を誘導したいのかな。
井原停留所周辺
この区域内は、あまり大きくまとまった土地がないので、そんな大きな変化は難しい・・・のかな。
市電沿い・幹線道路沿いのお店の変遷に併せてとなるのかな。
藤沢町周辺
5箇所の中では、最も公共交通機関が弱い(電車が通っていない)地域からのエントリー。
それでも、市内で豊橋駅周辺を除き、唯一の商業地域(中央やや下の濃いオレンジ)がある豊橋の「副都心」
「本市西部における(略)『地域拠点』」 と記述があるものの、実は豊橋市民にとって「西部」という概念は希薄。なぜなら、西部中学校がないから(東部、南部、北部、中部はある)。
たぶん校区で言えば、牟呂(汐田)、吉田方の辺りを指していると思います。
■
5箇所を市内全域から見るとこんな感じです。
拡大
■
じゃあ、具体的に「誘導」ってどうするのかというと、こんな施策を考えている様子です。
誘導のために構ずる施策
■
そもそもどうして、地域を区切ってまでこんなことをするかというと、人口減少時代に突入し、これまでのような市街地の拡大・拡張路線は続けられないため、計画的にダウンサイジングする必要があるからです。
課題の分析・整理
本市では、市街地でも人口が大きく減少し、現在の広がった市街地では、これまで立地した都市機能の維持が難しくなることが予想される
⇒ こうした人口減少を見据えると、利便性の高い区域を中心に中長期的な居住の誘導が必要
- 商業施設や医療施設等の都市機能を集積することに加え、まちなか居住の推進が必要
- 地域拠点へも都市機能の集積を図り、日常生活に必要な機能集積を図ることが必要
- 厳しい財政状況は今後も続くことが予想される ⇒ 限られた財源を有効に活用しながらインフラの確保や公共施設の適正配置を図る
※「市街地」というのは、中心市街地(豊橋駅前)のことでなく、市街化区域のことを主に指していると思われます。
この赤線内のエリアで、豊橋市の面積261平方kmのうち、約60平方kmです。
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「あぁ、都市計画ってこういうものなんだな」と感じられる計画(案)です。
全体で36ページほどで、シンプルにまとまっていますので興味ある方はこちらから。
(PDF)豊橋市立地適正化計画(案)について一定期間したら消します。
https://www.dropbox.com/
いずれ、こちらの豊橋市役所(都市計画課)サイトにて公開されると思います。
都市計画課|豊橋市あ、まだ(案)なので、変更可能性もありますよ
http://www.city.toyohashi.lg.jp/2972.htm
では!
(ご参考)
イトーヨーカドー、ドン・キホーテ関連記事
http://nagasakanaoto.blog.jp/tag/イトーヨーカドー
ユニチカ跡地関連記事
http://nagasakanaoto.blog.jp/tag/ユニチカ