豊橋市議の長坂です。
修学旅行は岡山・倉敷でした。
さて、豊橋市長選挙「勝手に」強化月間としていましたが、
(53)業務の効率化とAI化を進めます ⇒ 曖昧
「業務の効率化」は当たり前として、「AI化」が何を指すのかわからないため、「曖昧」
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(54)職員の市民対応能力や企画力など資質の向上に務めます ⇒ 曖昧
これも当たり前のことで、具体的にどうするのか(例えば、どんな研修・講師を呼ぶのか、どう人事評価するのかなど)が、わからないので「曖昧」に。
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(55)育児や介護にも対応できるよう率先して働き方を改善します ⇒ 曖昧
市役所改革なので、これは明確に市の職員に対して、ということですが、ひとつ上と同じように具体的にどうするのかと、現況が見えにくいので「曖昧」に。
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(56)障害者就労の機会を拡大します ⇒ 実施中
「長寿命化」については、小中学校など公共施設でドンドン進められています。
ポイントは「総量の抑制」です。
ここまで言い切ったのは、もしかしてはじめて・・・で、そしてこれが僕が最も注目する政策です。
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「総量の抑制」という、障りのなさそうな言葉を使っていますが、これは言ってしまえば、公共施設の縮減です。
これからの人口減少を踏まえれば当たり前なのですが、豊橋市だけでなく、これまで与え続け増やし続ける一辺倒であった行政からすれば「よくぞ言った」というものです。
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今思えば、これに先立ち、先日、市議会(総務委員会)の公式視察で倉敷市役所を訪問しました。
テーマは「公共施設等総合管理計画について」
視察先というのは、「大いなる意思」によって決まるようなのですが、その視察先に倉敷市が入っていたということは、行政も一定前向きと表れです。
この倉敷市、広報の巻頭でしかも漫画まで使って、「公共施設の4割縮減」の必要性を表明しています。
まじヤバイです。
広報くらしき 平成26年(2014年)9月号





広報くらしき 平成28年(2016年)10月号



い、言っちゃったー!
(42%とか、4つがなくなるとか)
倉敷市は人口約48万人、県庁所在地ではない中核市ということで、かなり豊橋と似た境遇の自治体です(だから視察にも行っているのです)
だから、この4割縮減は、決して倉敷市の怠慢や放漫財政の結果などではなく、むしろ倉敷市はこの分野でめちゃめちゃ進んでいる自治体です(だから視察に)
つまり、豊橋市も状況はほとんど同じと考えられます。
もちろん、全国の多くの自治体も。
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いい加減、豊橋でも、ここに手をつけようとしているという点で、ぼくはこの政策を非常に注目しています。
今回掲げられている57項目のうち、数少ないダウンサイジングな政策で、間違いなく市民からの批判の対象となるものだからです。
だから、これを任期中に目処をつけ、しこりなく次世代に負の遺産を残さない道筋をつくるのならば、後世間違いなく名宰相と讃えられることでしょう。
逆に最もアレなのは「4割縮減」など数字だけ出して、「具体的にどこを縮減するか」を示さず、次にパトンパスしてしまうことです。
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いずれにしてもこの件は先送りすれば先送りするだけ、雪だるま式に負担が増える案件なので、現在の豊橋市議会で最も長生きする可能性の高い僕としては、最前列で注視していきます。
さいごに、8年前に佐原市長が新人で立候補したときの「マニフェスト」を見つけたので紹介します。
http://www.yamamotomasaki.com/archives/811
修学旅行は岡山・倉敷でした。
さて、豊橋市長選挙「勝手に」強化月間としていましたが、
豊橋市長選挙、その政策おいくら億円?くしだ真吾さんの場合現職候補、佐原さんの掲げる57項目のうち、最後の9項目である「行政運営」について、まだ触れられていなかったので、まとめます。
http://nagasakanaoto.blog.jp/161101.html
豊橋市長選挙、その政策仕分けます。佐原光一さんの場合
http://nagasakanaoto.blog.jp/161102.html
豊橋市長選挙、今回の争点はここ。
http://nagasakanaoto.blog.jp/161103.html
豊橋市長選挙、「家族の絆」ってなんですか?
http://nagasakanaoto.blog.jp/161104.html
豊橋市長選挙、ぼくなら候補予定者にここを聞く
http://nagasakanaoto.blog.jp/161105.html
豊橋市長選挙、どこより詳しい公開討論会まとめ(動画追記)
http://nagasakanaoto.blog.jp/161106.html
豊橋市長選はじめました、新聞読み比べ
http://nagasakanaoto.blog.jp/161108.html
豊橋市長選挙、ぼくは佐原さんに投票しましたが、これはない。
http://nagasakanaoto.blog.jp/161110.html
- 愛知豊橋・長坂なおと のblog
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●若者や大学を活かします
3つの約束を実現する行政運営
●若者や大学を活かします
- (49)学生の地域定着やUターンなど若者の定住促進を進めます ⇒ 調査検討中
- (50)若者の意見をくみ取る仕組みや環境をつくります ⇒ 曖昧
- (51)学生が地域活動に参加しやすい環境づくりを進めます ⇒ 曖昧
- (52)様々な人材交流などにより官民協働を進めます ⇒ 曖昧
●市役所改革を進めます
- (53)業務の効率化とAI化を進めます ⇒ 曖昧
- (54)職員の市民対応能力や企画力など資質の向上に務めます ⇒ 曖昧
- (55)育児や介護にも対応できるよう率先して働き方を改善します ⇒ 曖昧
- (56)障害者就労の機会を拡大します ⇒ 実施中
- (57)公共施設の長寿命化と総量の抑制に務めます ⇒ 曖昧
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●若者や大学を活かします
(49)学生の地域定着やUターンなど若者の定住促進を進めます ⇒ 調査検討中
平成27年度に「大学生定住意識調査」が行われました。よって「調査検討中」に。
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(50)若者の意見をくみ取る仕組みや環境をつくります ⇒ 曖昧
これはちょっと範囲が広すぎてよくわかりません。
例えば、広報広聴課の「市長と若者の懇親会」や、総合計画策定のための「豊橋まちづくりカフェ」、あるいは最近だと「JK広報室」なんかがそれに当たるのかもしれません。
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(51)学生が地域活動に参加しやすい環境づくりを進めます ⇒ 曖昧
これはひとつ上よりもっと曖昧です。
今年度だと「大学連携創生事業費補助金(200万円)」が新設されましたが、規模的にもうーん・・・という感じです。
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(52)様々な人材交流などにより官民協働を進めます ⇒ 曖昧
そもそもこれが下の「市役所改革を進めます」でなく、「若者や大学を活かします」に入っているのかわかりませんが、平成27年度決算における人事課の派遣研修先(国内)は、
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●市役所改革を進めます
(49)学生の地域定着やUターンなど若者の定住促進を進めます ⇒ 調査検討中
平成27年度に「大学生定住意識調査」が行われました。よって「調査検討中」に。
このあたりは、この定住意識調査の結果です。佐原さん(42:40~)- http://nagasakanaoto.blog.jp/161106.html
- (昨年市役所が調査した結果の)いやなデータ、愛知大学の学生が60何パーセントが出ていってしまう。
- 自分が働きたいと思う職種がない、これは仕方がない。
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(50)若者の意見をくみ取る仕組みや環境をつくります ⇒ 曖昧
これはちょっと範囲が広すぎてよくわかりません。
例えば、広報広聴課の「市長と若者の懇親会」や、総合計画策定のための「豊橋まちづくりカフェ」、あるいは最近だと「JK広報室」なんかがそれに当たるのかもしれません。
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(51)学生が地域活動に参加しやすい環境づくりを進めます ⇒ 曖昧
これはひとつ上よりもっと曖昧です。
今年度だと「大学連携創生事業費補助金(200万円)」が新設されましたが、規模的にもうーん・・・という感じです。
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(52)様々な人材交流などにより官民協働を進めます ⇒ 曖昧
そもそもこれが下の「市役所改革を進めます」でなく、「若者や大学を活かします」に入っているのかわかりませんが、平成27年度決算における人事課の派遣研修先(国内)は、
ということで、いわゆる「民間」との人事交流(人材交流)は記載ありませんでした。中央官庁、愛知県、岡崎市、市町村職員研修中央研修所、国土交通大学校、全国建設研修センター、愛知県市町村振興協会研修センター、早稲田大学マニフェスト研究所人材マネジメント部会等
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●市役所改革を進めます
(53)業務の効率化とAI化を進めます ⇒ 曖昧
「業務の効率化」は当たり前として、「AI化」が何を指すのかわからないため、「曖昧」
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(54)職員の市民対応能力や企画力など資質の向上に務めます ⇒ 曖昧
これも当たり前のことで、具体的にどうするのか(例えば、どんな研修・講師を呼ぶのか、どう人事評価するのかなど)が、わからないので「曖昧」に。
---
(55)育児や介護にも対応できるよう率先して働き方を改善します ⇒ 曖昧
市役所改革なので、これは明確に市の職員に対して、ということですが、ひとつ上と同じように具体的にどうするのかと、現況が見えにくいので「曖昧」に。
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(56)障害者就労の機会を拡大します ⇒ 実施中
これは、「4.安心して子育てできる暮らしを実現します」の「(21)障害者の教育や就労を支援します ⇒ 実施中」でも書いたように、
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(57)公共施設の長寿命化と総量の抑制に務めます ⇒ 曖昧「長寿命化」については、小中学校など公共施設でドンドン進められています。
ポイントは「総量の抑制」です。
ここまで言い切ったのは、もしかしてはじめて・・・で、そしてこれが僕が最も注目する政策です。
■
「総量の抑制」という、障りのなさそうな言葉を使っていますが、これは言ってしまえば、公共施設の縮減です。
これからの人口減少を踏まえれば当たり前なのですが、豊橋市だけでなく、これまで与え続け増やし続ける一辺倒であった行政からすれば「よくぞ言った」というものです。
■
今思えば、これに先立ち、先日、市議会(総務委員会)の公式視察で倉敷市役所を訪問しました。
テーマは「公共施設等総合管理計画について」
視察先というのは、「大いなる意思」によって決まるようなのですが、その視察先に倉敷市が入っていたということは、行政も一定前向きと表れです。
この倉敷市、広報の巻頭でしかも漫画まで使って、「公共施設の4割縮減」の必要性を表明しています。
まじヤバイです。
広報くらしき 平成26年(2014年)9月号

「公共施設大量一斉更新問題」という言葉を最近よく耳にするけど、どういうこと?

現在、全国の自治体では、高度経済成長期に集中的に整備された公共施設の老朽化が進んでおり、今後一斉かつ大量に建て替え時期を迎えます。
これらの更新には多額の財政負担が想定されることから、「公共施設大量一斉更新問題」と呼ばれ、国や自治体における最重要課題として捉えられています。

市にはどれくらいの公共施設建物があると思いますか?
約4千800棟もあるんです!

倉敷市では、現在の保有面積を減らさずに建て替えると仮定した場合、40年間で4千億円以上必要

個々の施設はそれぞれ大切なのですが、「公共施設を全体としてどうしていくか」を考えることが重要なんです。・・・と、2014年には比較的穏便な表現だったのですが、今年2016年に続編が出まして、
広報くらしき 平成28年(2016年)10月号

今後、どれくらいの施設を保有し続けることができるのか、また施設の維持管理や更新について、どういった方針で進めていくのか

ハコモノだけの維持管理費でも、毎年200億円を超える費用がかかります。
40年後、市は、現在の何%のハコモノを保有できるでしょうか?
答えは58%
つまり42%を縮減しなければならないことになります!
10あるハコモノのうち4つがなくなるってこと?

保育園や幼稚園の統合など、具体的な取り組みも始まっています!■
い、言っちゃったー!
(42%とか、4つがなくなるとか)
倉敷市は人口約48万人、県庁所在地ではない中核市ということで、かなり豊橋と似た境遇の自治体です(だから視察にも行っているのです)
だから、この4割縮減は、決して倉敷市の怠慢や放漫財政の結果などではなく、むしろ倉敷市はこの分野でめちゃめちゃ進んでいる自治体です(だから視察に)
つまり、豊橋市も状況はほとんど同じと考えられます。
もちろん、全国の多くの自治体も。
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いい加減、豊橋でも、ここに手をつけようとしているという点で、ぼくはこの政策を非常に注目しています。
今回掲げられている57項目のうち、数少ないダウンサイジングな政策で、間違いなく市民からの批判の対象となるものだからです。
だから、これを任期中に目処をつけ、しこりなく次世代に負の遺産を残さない道筋をつくるのならば、後世間違いなく名宰相と讃えられることでしょう。
逆に最もアレなのは「4割縮減」など数字だけ出して、「具体的にどこを縮減するか」を示さず、次にパトンパスしてしまうことです。
■
いずれにしてもこの件は先送りすれば先送りするだけ、雪だるま式に負担が増える案件なので、現在の豊橋市議会で最も長生きする可能性の高い僕としては、最前列で注視していきます。
さいごに、8年前に佐原市長が新人で立候補したときの「マニフェスト」を見つけたので紹介します。
http://www.yamamotomasaki.com/archives/811
如何であろうか。では!