豊橋市議の長坂です。
どちらからも応援要請はありません。



さて、11月13日(日)は豊橋市長選の投票日です。
それに先立ち、5日(土)に公開討論会、選挙期間が始まる6日(日)午前には、各陣営で出陣式が行われました。

今回の構図は、3期目を目指す現職の佐原光一さん(自民・公明推薦)に、新人のくしだ真吾さん(共産推薦)が挑む形に決まりました。

11月5日(土)の公開討論会については、以下にまとめています。
豊橋市長選挙、どこより詳しい公開討論会まとめ(動画追記) - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/161106.html
そこで改めて、地元紙(中日・東愛知・東日)が、公開討論会と出陣式(いわゆる「第一声」)をどのように報じたか、読み比べました。



※見やすいように改行など一部変更しています。また、太文字・下線は長坂による追記です。

11月5日付
  • 佐原氏は、新たな農業教育機関の設置やプロスポーツに対応した第2アリーナの整備西駅前の再開発などを政策提言に盛り込んだ。 市外から人を呼び込む仕掛けづくりと行政改革を進め、コストを抑制し最大の効果を生む行政運営に取り組むとしている。
  • 現市政を「市民目線の政治になっていない」と批判する串田氏は、子育て支援や若者の雇用政策を重要視。18歳までの医療費無料化市独自の給付型奨学金制度の創設、小中学校の給食無料化国民健康保険税1世帯1万円引き下げなどを行うとしている。
 - https://www.tonichi.net/news/index.php?id=56412|東日新聞


11月6日付(公開討論会を受けて)

中日新聞
市の現状について、
  • 佐原さんは市民病院産婦人科の医師が多く、飲食店には活気があると強調
  • 一方、串田さんはコミュニティバス路線の少なさや18歳以下の すべての子どもの医療費が無料でないことなどを指摘した。
人口減少社会を迎えた市の課題や将来についても討論。
  • 佐原さんは起業しやすい制度づくりや高齢者の社会登用推進を挙げた。「ロボットが人間の仕事をする社会が来るかもしれないが、ホスピタリティーは別」と芸術、スポーツ振興の重要性を説いた。
  • 串田さんは高齢者を支える若者への投資や雇用の安定に努める考えを示した。 中部電力浜岡原発(静岡県)の再稼働や安全保障関連法案に反対の立場から「国や県にものが言える市政が必要」と訴えた。

東愛知新聞
10年後、20年後の長期ビジョンに向けた具体的な施策に関し、
  • 佐原氏は「ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)などテクノロジーの進歩が早い。 今の小中学生らは、大きく変わる社会で生きていかねばならず、何を学び習得し、社会に出ていくかを考えてあげなければならない。 その環境をつくる」と力を込めた。
  • 串田氏は「少子高齢化、人口減少が課題となる中、現役世代の所得アップがかぎ。 若者の非正規雇用も問題で、中小企業の営業を応援し、仕事を増やしていくことが大事。 農業も若者が続けられるようにしていく」と訴えた。

8市町村による東三河広域連合が発足、広域連合の考えについては、
  • 佐原氏が「介護保険など、まずは効果的、効率的にできる行政課題をクリア。 各市町村の文化などを発信、応援するのも使命で、小さな星を大きく輝かせられる」と強調。
  • これに対し、串田氏は「8市町村の介護保険を一律にすることが効果的かは問題がある。 事業を検証し、明らかにした上で広域行政、連携を考えるべき」と主張した。

豊橋の抱える問題に関しては2人とも人口減少を挙げ、
  • 佐原氏は減少する社会構造に適した新しい仕組みをつくるとし「働く人も減る時代。60代、70代も社会の中で存在感を見い出せ、社会、地域で貢献できる仕組みをつくらなければならない」と話し、
  • 串田氏は「定住促進が必要で、誰もが安心して住めるようそれぞれのライフステージで市民生活を支援することが重要。 若者、子どもへのサポートを強化」と述べた。
 - http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/61

東日新聞
市の課題を話し合う中で、双方とも少子高齢化に伴う人口減少を問題視
  • 佐原氏が、まず現状への対応で高齢者も活躍できる社会づくりを提言したのに対し、
  • 串田氏は将来の社会保障を支える子どもや若者への支援を急ぐべきとの考えを示した
どうまちを活性化させるかについて、
  • 佐原氏は「他都市に先んじて一歩目を踏み出す勇気が必要だ」と、先進的な取り組みに意欲を見せた。
  • 串田氏は、街なかでの営業を後押しする支援の一例として、自営業者の加入が多い国民健康保険税の1万円引き下げを訴えた。
討論の締めくくりに、
  • 串田氏は「市政を市民生活重視の予算に組み替えたい。全ての世代のそれぞれのライフステージを支援できる市政にしたい」と述べた。
  • 佐原氏は「何をやりたいのか何をやれるのか、生きた証を持てるまちを作りたい。前に進むための環境を提供するのが行政の仕事だ」と市政のあるべき姿を語った。
 - https://www.tonichi.net/news/index.php?id=56446


11月7日付(「第一声」を受けて)

中日新聞
佐原光一さん(63)=市民の政治参加訴え

(略)国道23号バイパスの順次開通、2位転落の危機にひんした全国一の自動車輸入を誇る三河港の立て直し設楽ダムの建設再開中心市街地の歩行者天国など、2期8年の実績を強調(略)

「市民一人一人が声を出し合い、知恵を絞って、気持ちを一つに汗をかいて成し遂げなければ」と市民参加の必要性を説いた。(略)


串田真吾さん(40)=寄り添う市政に転換


ユニチカ豊橋事業所の跡地売却問題を絡め、2期8年に及ぶ佐原市政を「市民の声に真摯に耳を傾ける姿勢が欠けている」と批判(略)

「シティープロモーションや企業誘致に力を入れた市政から、暮らしや若者の未来をつくる市政に転換していく」と宣言。 広報宣伝費などを削って福祉などの財源にするとして「18歳までの入院、通院費無料化小中学校の給食費無料化を実現させる」と主張。 市民が暮らしやすく、子育てに優しい市にすると訴えた。 若者の雇用支援市独自の給付型奨学金の創設にも力を入れると強調した。(略)

東愛知新聞
今回は大きな争点はなく、少子高齢化による人口減少が進み始めた中、東三河の中心都市・豊橋の今後のまちづくりや広域連携の在り方などが問われる。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の市長選となり、若者の投票が注目される。
 - http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/65

佐原光一候補=主役は市民「ともに考える」

今、直面しているのは人口減少、少子高齢化。 産業界、社会はICT(情報通信技術)やAI(人工知能)の革命など、変わっていこうとしている。 東三河広域連合はそれを乗り切る一つの試み(略)


串田真吾候補=市民に「あたたかい市政」を

命と暮らしを守る豊橋独自の政策で国の悪政から皆さんの暮らしを守る。そこでまず子ども、子育て世代への支援。東三河で最も遅れている子ども医療費無料化を18歳まで通院、入院も無料にする。小中学校の給食費も完全無料化を目指す。

若者への支援として、教育費がかかり過ぎる声があり、返さなくてもいい奨学金を豊橋につくる。若者の雇用相談窓口も設置、ブラック企業・バイトから働く若者を守る(略)

誰もが安心して住める豊橋づくりとして、国民健康保険税を1世帯1万円引き下げる。足りない特別養護老人ホームを増やす(略) 

東日新聞
佐原光一候補/(62)無現/10、20年後の新しい豊橋作る第一歩

ホコ天も、まちなかマルシェも、プラットも、ここにこも8年前には何もなかった」と、2期の間に取り組んだ実績を強調。

「人口減少、少子高齢化、ICT革命AI革命などが激流となり、社会は10、20年後には大きく変わっていないといけない」と述べ、東三河8市町村でつくる広域連合を「それを乗り越える試みだ」と位置づけた。

串田真吾候補/(40)無新/市民に寄り添う温かい市政の実現を

シティプロモーションや企業誘致から市民の暮らし重視に切り替える」と自らの方針を表明した。

具体的には「18歳までの医療費を無料化し、小中学校の教室にエアコンを設置し、給食を無料化する。 未来に向かって学ぶ若者のための奨学金制度を作る。 相談窓口を設け、ブラック企業・バイトから若者を守る。 国保税を1世帯1万円引き下げる。 地域医療や市民病院を守る」と説明。財源は「開発・広告事業を見直せば生み出せる。住んで良かったと思える豊橋を作る」と意気込んだ。

 - https://www.tonichi.net/news/index.php?id=56448


いかがでしょう。

感想としては、対立軸・争点をどう明確にするかに苦心している感じです。
自分が、公開討論会で聞いたよりも、
  • 高齢者 ⇔ 若者・子育て世代
  • シティプロモーション・商業産業振興・再開発 ⇔ 子ども医療費・給食費・奨学金
という違いがより明確に書いているように読み取れます。



最後になりますが、選挙公報は市役所サイトに公開されましたので、掲載します。
161108_01
161108_02
161108_03
 - http://www2.city.toyohashi.aichi.jp/sityou/

少しでも参考になれば幸いです。

投票日は11月13日(日)。
期日前投票もはじまっています!
http://www2.city.toyohashi.aichi.jp/sityou/info.html

では!